旅先でお会いしましょう~昆虫編~
みなさん、こんにちは。突然ですが、虫は好きですか?
2013年「南部アフリカ」のパンフレットが完成しました。今日は、配布されたパンフレットを眺めながら、ふと思い出した、旅先で出会ったお気に入りの虫たちをご紹介します。
ゾウの生息密度が世界一とも言われる、ボツワナのチョベ国立公園。動物園では決して目にすることの出来ない、象たちの自然な営みを間近で体感することができます。群れに守られながら歩く子象の姿に、その絆に感動。しかし、そんな象たちの足元で、せっせと働き、輝くもうひとつの生を目にしました。そう、「フンコロガシ」です。
動物の糞を頭と前肢で球状に丸め、後肢でこれを転がし地中に埋め、この中に卵を産み付ける、フンコロガシ。ファーブルの『昆虫記』の中で紹介されたことで世界に知られ、その特異な外観と習性から、昆虫好きの方には根強い人気があります。また、古代エジプトでは、彼らがフンを転がす姿を、太陽神が天空で太陽を転がす太陽神の姿になぞらえ、また、糞球から新たな生命が出てくることから、創造神の化身、不滅の魂と考え、神聖視されていました。ツアー中も、昼間に出会ったフンコロガシから、次第にエジプトの旅の思い出話へと話題が移行。一匹の虫が、それぞれの思い出と共に、ボツワナからエジプトへ再び小旅行させてくれたような、微笑ましい時間をもたらしてくれました。
そして、次にご紹介するのは、ハキリアリ。ベネズエラのエンジェルフォールへ向かう途中に出会ったご一行様です。
ハキリアリは、主に中南米地域に生息し、農業を営む昆虫と言われます。その名の如く、強靭な顎で木の葉を切り取り、せっせと葉っぱを集めます。集めた葉で何をするのでしょうか?巣を作る?食糧とする?いいえ、違います。食糧とするキノコ栽培の肥料とするのです。写真は、ご覧の通り、葉を運んでいる最中。彼らの生態を知る、初期段階でしかありません。ご一行様のあとをついて巣まで確認したかったのですが、その日の目的はエンジェルフォール。ハキリアリの生態観察は、次回にお預けとなりました。
「虫」というと、苦手な方も少なくないと思いますが、今回紹介した虫たちは、日本ではまず出会うことの出来ない昆虫です。何気ない一匹の虫が、その土地での新しい発見や理解をもたらしてくれることもある…かもしれません。ただし、害虫には十分お気をつけ下さい。(弥永)
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