2012年10月 1日 (月)

【共通テーマデー】私のお気に入りの一冊~『池上彰と考える、仏教って何ですか?』~

  台風一過、爽やかな青空が広がりました。徐々に秋の気配を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。Photo_5
 先日開催されましたインドツアーグランプリで、「インド八大仏跡巡りと三大仏教美術館13日間」が審査員特別賞最優秀賞を受賞致しました。 
 ブッダの生誕地ルンビニ(現ネパール)にはじまり、悟りの地ブダガヤ、初めて説法を行ったサールナート、布教伝道の地ラージギール、祇園精舎のあるサヘト・マヘト、最後の雨期の定住地ヴァイシャーリ、45年の伝道生活のあと満開の沙羅双樹の下で入滅したクシナガル、地上に再来した地サーンカシャと、ブッダが辿った8つの地全てを丁寧に巡るコースです。テーマ性の深いコースであることが評価されました。最近は、若い女性が写経に行ったり座禅に行ったりと、仏教に関心を持つようになったと言われて久しいですね。そんな私も、先日鎌倉を訪れて、高徳院や長谷寺をお参りしてきました。

 さて、前置きが長くなってしましましたが、本日のお題は、読書の秋にちなんで「私のお気に入りの一冊」。『池上彰と考える、仏教って何ですか?』(池上彰/飛鳥新社/http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/500454)をご紹介したいと思います。 

 Photo_2 シャカ族の王子が出家し悟りを開いたあと、その教えはインド、アジア、そして世界へと広がっていきました。そして、日本に伝来して約1500年、仏教は私たち日本人の歴史や習慣、価値観を育んできました。
 

  著書では、ルンビニで産声をあげたシャカ族王子シッダールタが、出家と修行の末にブッダとなり、伝道に尽くしたその生涯が分かりやすく解説されています。また、人間味溢れるお釈迦様のエピソードも盛り込まれていて、お釈迦様の生涯を知る物語としても面白く、仏教入門書としてすんなり本の世界に入っていけます。Photo_3
池上さんが実際に現地インドに赴き、修行している方々を取材したり、ダライ・ラマ14世と対談を設けたりと、ジャーナリストとしての視点で書かれているのも、他の宗教解説本と異なり興味深い点です。
 最後は『仏教を知ることは、己を知ること。そして、日本を知ることです。自分のことをよく知り、自分にとって何が大切なのかを知ってこそ、他人や他国の人びとが大切にしているものを理解することができるのではないでしょうか。』と締めくくっています。私自身、添乗でさまざまな国に添乗しますが、改めて、己を知らずして他人を知ることは出来ないと痛感しました。
 秋の夜長に、ブッダの足跡を辿る読書はいかがでしょうか。一人の人間としてのシッダールタの生き様を辿れば、穏やかな感動に包まれることでしょう。(兼井)

→仏跡を訪れるツアーはこちら

【共通テーマデー「私のお気に入りの一冊】
〔添乗見聞録〕『世界で一番空気と水のきれいな島 タスマニア』
〔パゴダのくにからミンガラバー編〕『美術(超シロウト的)鑑賞ノート』

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