2013年6月27日 (木)

ポルトガルの名門大学も世界遺産に!

世界遺産のコインブラ大学と共に発展してきたコインブラの街並み2013年の新世界遺産が決まりました。
ポルトガルからは15番目の世界遺産となるコインブラ大学が新しく世界遺産に登録されました。

ポルトガルも、隣国スペイン同様、中世にレコンキスタを行い、
敬虔なキリスト教徒の王国として栄えました。
そのレコンキスタ時代の初代の王様が、
12世紀に首都をコインブラに置いたアフォンソ・エンリケス王です。
この頃の古い教会は今もコインブラ大学とその周辺にあたる旧市街に今も残っています。
大学の創立は1290年。
レコンキスタ完了から約40年後、首都がリスボンに移ってしばらくの頃です。
時はポルトガルの黄金期。
サラマンカやボローニャなどヨーロッパの他の有名な歴史ある大学と同時期の創立です。

コインブラ大学のラテン回廊と山羊の時計塔モンディエゴ川のほとりに12世紀の修道院、
中腹に大聖堂、
そして丘の上に大学のキャンパスが広がっています。

現在私達が目にする、大学の建物の大半は
16世紀、ジョアン3世王の時代のものです。
日本の種子島にポルトガルの商船が漂着したのが1543年で、来航禁止にしたのが1639年なので
ちょうど、一番日本と交流があった時代のお話です。

まさに、日本から欧州への使節派遣があったのもこの頃です。
天正の遣欧少年使節団よりも早い1553年には
フランシスコ・ザビエルの日本人弟子ベルナルドもポルトガルにやってきて
コインブラの修道院や大学で学び、この地で客死しています。

なお、この時代に、今回大学と合わせて世界遺産に登録された
ソフィア通り沿いの街並みも整えられました。
大学を基準とした都市計画の好例である、というのが登録の基準のひとつです。

現存の建物の中で、群を抜いて華やかなのが
18世紀にジョアン5世の時代の図書館です。
きらびやかに飾られた図書館にはいつも圧倒されます。
700年の歴史を帯びた80万冊もの蔵書を誇ります。
また、写真の「山羊の時計塔」もこの時代に造られ、今も大学のシンボルです。

大学のシンボルと言えば、
卒業式で大学生が着る黒いマントもコインブラ大学が発祥とか。
13世紀の創立以来連綿と受け継がれる大学の伝統行事や風習もまた
今回の世界遺産登録を後押しした要素だと考えられています。

(山岸)

ポルトガルツアーはこちら。
ポルトガル(本土)訪問全ツアーで、新世界遺産のコインブラ大学(18世紀の図書館)を見学します!

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