2013年6月19日 (水)

シチリア島の名峰、エトナ山(イタリア)

エトナ山。シチリア島、ピアッツァ・アルメリーナ近郊より今年も世界遺産会議が始まりました。
新しく世界遺産登録に望む物件の審議は21日から順次始まるとのことで、
日本を始め対象物件を持つ国の人たちは結果を楽しみに心待ちしていることでしょう

中でも有力な候補に日本の富士山があり、
またイタリアからは南のエトナ山が自然遺産候補に名を挙げています。

エトナ山はシチリア島の東にある活火山です。

エトナ山山頂火口付近にて古代代ギリシャ人は、
シチリア島は大暴れする巨人を地面に閉じ込めた蓋で、巨人の頭に当たるエトナ山は、巨人が暴れると火を噴き、度々巨人が暴れるため地面が揺れると考えました。
また、鍛治の神ヘファイストスの鍛冶場がエトナ山にあり、濛々と上がる煙の下で、神のための鉄器が打たれているのだとも神話では語られています。

中世の船乗りたちは、エトナ山の煙を航海の目印にしたといいます。

エトナ山のふもとはシチリア島でも有数の農業地帯で、
火山灰質の土壌は水はけが良く、シチリア島の名産品であるレモンやオレンジのような柑橘類、オリーブ、砂糖黍などの作物が作られています。

シチリア島、タオルミナよりエトナ山を望むエトナ山はシチリア島の東にあり、一番近い都市は空港もあるカターニャ、
南には古代ギリシャ時代には本国ギリシャよりも栄えたシラクーサ、
絵タイルの大階段で有名なピアッツア・アルメリーナのあたりからも、山が望めます。
そしてエトナ山の北東には、リゾート地として有名なタオルミナがあります。
タオルミナ旧市街のギリシャ劇場は、観客席から演者を見たとき、その背景に大きくエトナ山と地中海が広がるように設計されています。
演劇をエンターテイメントとし、舞台と観客席を分け、舞台の背景を壁で覆ったローマ人とことなり、
古代ギリシャ人にとって演劇は神様へ奉納するものでしたので、
大自然を借景とした劇場を造ったのです。

晴れたに日に、タオルミナのギリシャ劇場からエトナ山と地中海を望むと、
そんな感性をもった古代ギリシャ人に大いに感謝と共感を覚えます。

(山岸)

エトナ山、シチリア島ツアーの魅力はこちら

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