2014年5月 2日 (金)

モデルニスモの集大成、バルセロナのカタルーニャ音楽堂(ユーラシア旅行社のスペインツアー)

スペインツアー、バルセロナツアー

一生に一度は見てみたい世界遺産、と訊かれて何を思い浮かべるでしょう。
そして実際にそこに行くことをお思い描きながら、
雑誌やテレビでその素晴らしさを再確認したり、また新たな夢を膨らませることもあります。

世界遺産をテーマとしたテレビ番組は多数ありますが
人気番組のひとつに、TBSのTHE世界遺産があります。
数度の特別番組を経て、1996年の4月に第一回のマチュピチュからスタートし、これまでで、900回近い放送を重ねてきました。
放映される美しい映像に毎回魅了されますが、
オフィシャルサイトでは、各回のアーカイブや
カレンダー壁紙のダウンロードも出来き、これが毎月楽しみだったりします。
そんな世界遺産の今月(5月)のカレンダーの写真は、
スペインのバルセロナにあるカタルーニャ音楽堂です。

スペインツアー、バルセロナツアー

スペイン第2の都市バルセロナには、

「アントニ・ガウディの建築群」と「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」の2つの世界遺産があります。
どちらかといえば、バルセロナといえばガウディ!という方は多いと思いますし、
多くのスペインツアーでは、
ガウディのグエル公園やサグラダ・ファミリアは見学しても、
カタルーニャ音楽堂やサン・パウ病院にまで足を延ばすことはありません。

しかし、19~20世紀のバルセロナを中心としたカタルーニャ地方において花開いた、
スペイン版「アールヌォーヴォ」である、モデルニスモ様式の建築を訪ねるのであれば、
ガウディだけでなく、他の建築家の作品にもぜひ目を向けていただきたいと思います。

スペインツアー、バルセロナツアー

特に、ガウディと同時代に活躍した、もう1人の巨匠ドメイク・イ・モンタネール設計の、カタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院は、
それぞれ、コンサートホールや病院としての機能を重視しながらも
複雑で優雅な曲線や植物のモチーフ、タイル飾りなどを纏ったモデルニスモを代表する芸術作品なのです。
スペインツアー、バルセロナツアー
特に、カタルーニャ音楽堂は、モデルニスモの集大成とも言われる傑作で、中に入れば、天井には細かいタイルでショパンやベートーベンといった巨匠のレリーフが並び、
その隙間をキラキラしたステンドグラスやランプの光が踊っているのです。

コンサートなどの公演を見る以外は、日中のガイドツアーでしか見ることが出来ないカタルーニャ音楽堂内部。
外からでは見られない、その時の太陽の光線や時間帯によって様々に表情を変える、万華鏡の中のような建築です。

(山岸)

カタルーニャ音楽堂も見学するユーラシア旅行社のスペインツアーはこちら

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