【おススメ映画情報】グッド・ライ~いちばん優しい嘘~
みなさん、こんにちは。本日は4月17日から公開の映画「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」をご紹介します。
物語の舞台は1980年代後半、スーダンで起こった内乱により、両親を殺された兄妹3人が破壊された村を離れ安全な地を求めてケニアの難民キャンプを目指すことから始まります。旅の途中で主人公のマメールは、北部の兵士に見つかってしまいました。しかし、兄テオが身代わりとなり兵士に連行されることとなり、兄とは離ればなれになってしまったものの、マメールと妹は何とかケニアのカクマ難民キャンプへ辿り着きました。
その後マメールと妹は幸運なことにアメリカへの定住支援プロジェクトに当選。そしてアメリカで新たな人生を始めるチャンスを得るという物語です。
映画の舞台はアメリカのカンザス・シティーが主ですが、ケニアのナイロビ、夕陽に染まるアカシアの木が美しいサバンナなど、アフリカの大地も登場します。深刻なテーマであるにも関わらず、異文化体験をする兄弟の姿にくすっと笑えるシーンもあり、複雑なスーダンの内情も理解することが出来る映画です。私は、この映画を観るまで名前しか聞いたことのなかった難民キャンプの実情を知ることが出来ました。限られた食糧の配給、洋服も1人につき1枚、そして医療施設も整っていない等の有様を見て、日本で不自由なく暮らしていることにありがたさを感じると共に、こんなにも悲しい事実がたった数年前に起きたということも信じられませんでした。映画ではアメリカの飽食の問題にも触れていました。一番印象的だったのは、難民キャンプからやってきた主人公の目の前で、無残にもごみ箱に捨てられる食物を見て「まだ食べられるのに何故捨てるの?」という言葉です。日本の大量の食べ残しも報道で言われていますが、先進国の飽食問題は他人事ではなく、自分事として考えなければと胸をしめつけられました。皆様もアフリカの壮大な自然とアフリカの今を知ることが出来る映画、気になられましたら、是非公式ホームページもご覧下さい。
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