2016年6月 9日 (木)

ダライ・ラマ法王のお膝元、ダラムシャラ(インド)

ダラムシャラの町並み=

6月に入り、関東以東では続々と梅雨入り宣言が出されましたね。
私のご近所でも、雨に映える紫陽花の花がいよいよ美しい色を
見せてくれる季節となって参りました。
 
 
さて、先月のことですが、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ法王が来日し、大阪で4日間に渡る法話を説かれ、話題になりました。
その後もアメリカの各州にてご講演の予定が決まっているなど
お忙しいダライ・ラマ氏。直接お目にかかるのは難しいものですが、
そのお膝元を訪ねてみるのはいかがでしょうか?
 
ご存知の通り、現在、ダライ・ラマ氏の邸宅が構えられているのは
インド・ダラムシャラの地です。中国によるチベットへの圧政が強ま
り、人民解放軍による侵攻と混乱の中で亡命を余儀なくされたのが
1959年のこと。インド側の協力を得てダラムシャラに樹立された
亡命政府の歴史は50年余りのものではありますが、チベットの人々
にとって、この地は第二の故郷とも呼べる程に大切な場所なのだといいます。
チベット本土では、未だに中国政府による監視の目が厳しく、学校の
教育も中国の方針に沿ったもの。ダライ・ラマ氏の写真を所持することさえも規制されている実情があります。しかしながら、ダラムシャラを歩くと、町の至る所にダライ・ラマ氏の肖像画が飾られ、人々は
自由に信仰と文化を守り続けています。“チベットよりもチベットらしい”と表現されることも納得。今日において、生き生きとしたチベット文化を見ることができる数少ない場所の一つなのです。未だにこの地を目指して亡命する人々は絶えず、教育を受けさせるために子どもを送る親御さんも多いのだそうです。
 
ダラムシャラを訪れるのであれば、個人的にお勧めしたい場所が
「チベット博物館」。規模は小さいながら、ダライ・ラマ氏と多くの
チベット人が亡命を選んだ経緯や、中国政府によって破壊されて
しまった仏像の様子などがよく展示されています。チベット本土に
おいては、中国の規制によって、とても目にすることができない
ような資料でしょう。根深いチベット問題を考える為に、大変参考に
なる場所だと思っています。
 
ダライ・ラマ氏も御年80歳。近年は引退や後継の問題についても言
を発する機会が増えました。その時はダラムシャラがどうなるのか、
世界に散らばるチベット難民の人々がどうなるのか、予測はつきませんが、必ずやチベットの在り方が大きく変わる重要な節目となるでしょう。今は、じっくりとチベット文化圏を訪れる良い機会なのかもしれません。(影山)
 
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