2017年5月11日 (木)

イタリアの新しい宿泊スタイル!集落型ホテル、アルベルゴ・ディフーゾ

「アルベルゴ・ディフーゾ」とは、多くの方にとって新しい言葉なのではないかと思います。
「アルベルゴ」はフランス流に言うなら「オーベルジュ」。オーベルジュは宿泊できるレストランとして、日本でも浸透してきました。
そして「ディフーゾ」の意味は「分散」。つまりアルベルゴ・ディフーゾとは「分散したオーベルジュ」です。
何が分散しているかというと、各部屋やレストラン、レセプションなどの機能です。
イタリアで生まれたアルベルゴ・ディフーゾは、過疎化して空き家となった家を再利用。
小さな集落がそのままホテルとして生まれ変わりました。

アルベルゴ・ディフーゾ「イル・カント・デル・マッジオ」にて

先日、イタリア・トスカーナ地方ペンナ村にあるアルベルゴ・ディフーゾ「イル・カント・デル・マッジオ」を訪れました。
糸杉が並ぶ、静かで小さな村のはずれには丘があり、そこにはトスカーナの大地を見下ろすような石造りの家並みの集落があります。イル・カント・デル・マッジオは、この集落の古い家を改装して作られた集落型ホテルです。

アルベルゴ・ディフーゾ「イル・カント・デル・マッジオ」

中央にはレストランがあり、そこを中心としていくつかの宿泊用の部屋があります。インテリアは農園風、都市的なものなど、部屋によって異なりますが、どれもセンスよく、また落ち着く雰囲気に設えてあります。またそれぞれの部屋にミニキッチンが備え付けられていて、まるで家庭にいるようなくつろいだ気分になります。

アルベルゴ・ディフーゾ「イル・カント・デル・マッジオ」客室一例

アルベルゴ・ディフーゾに宿泊したら食事も楽しみの一つ。
イル・カント・デル・マッジオには農園があります。丹念に手入れされた農園には、何種類もの野菜が栽培されていいます。
オーナーの老紳士は、自分で造り上げた部屋と農園をとても大切にしていて、「ここは私の王国だ!」と胸を張って語っていたのが印象的でした。
夕食時には新鮮な野菜を使った料理がテーブルに並びます。もちろん本場のトスカーナ料理です。この地域で採れる食材をその場で味わう地産地消の食を体験。娘さんのシモーナさん夫妻が腕を振るってくれました。食事のお供はもちろんトスカーナワインです。
ここは都会の機能的なホテルではありませんし、一流レストランのような高級料理が提供される訳ではありません。けれど、イタリアの文化や温かな触れ合いを感じるような「オモテナシ」が待っています。

アルベルゴ・ディフーゾ「イル・カント・デル・マッジオ」にて

ペンナ村のアルベルゴ・ディフーゾではスローフードだけでなく、ゆったりとした時間を感じるスローライフを感じる、そんな滞在が体験できます。
(斎藤さ)
2017年秋、アルベルゴ・ディフーゾに泊まる旅はこちら

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