ユーラシア旅行社社員お勧め温泉

2017年4月 7日 (金)

話題の絶景!「トロルの舌」登頂レポート

北欧の魅力はなんといっても豊かな大自然。
特にノルウェーの南北に長い海岸線は、氷河が削り取ってできた壮大なフィヨルド地形で形成されています。
ユーラシア旅行社のツアーでは、この美しい景色をバスの車窓から眺めることはもちろん、フィヨルドクルーズや景勝列車、展望スポットなど様々な角度から思い思いに楽しむことが出来ます。
しかし、私の一番お勧めはハイキング!美しく、雄大な自然を自分の肌で体感すると、感動もひとしおです
ノルウェーにはプレーケストーレンなどいくつものハイキングコースが存在しますが、
今回は、その中でも「トロルの舌」のハイキングに挑戦する機会に恵まれました。

ノルウェー、トロルの舌

現地では「トロルトゥンガ」と呼ばれているこの景勝地は最近は様々な絶景特集でも登場して為、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。
トロルの舌はノルウェーで信じられている妖精「トロル」に由来し、断崖絶壁に迫り出した岩がまるで舌を出しているように見えるためにつけられました。
数年前までは年間で約1000人ほどしか訪れなかったそうですが、SNS等で次第に知れ渡り、現在では年間3万人程の観光客がトロルの舌に向かってハイキングするそうです。
ハイキング前日まで、この天気予報は雨でしたが、当日は見事に予報を覆し晴天が広がりました。
トロルトゥンガにもっとも近い都市オッダからバスでハイキングの出発地点へ向かい、念入りに準備体操をし、いざ標高約1250mにあるトロルの舌へ出発!
高低差700m、往復22kmの道のりが始まります。

ノルウェー、トロルの舌へ最初1km

トロルの舌トレッキングは最初の1キロが一番の難関です。
傾斜が厳しく、粘土質の土が続く中、岩のゴロゴロした場所や木道、時には手を付いたりロープに捕まるほどの急な坂道を登って行きます。
このコースでは両手が空くようなリュックサックや足首をしっかりと固定するトレッキングシューズ、ストックが必須です。
1キロ地点を過ぎると視界が開け、傾斜もゆるやかなになり、雪解け水の清流を見ながら白樺が立ち並ぶハイキングコースをのんびりと歩きます。

ノルウェー、トロルの舌へ。4~5km付近の看板

ハイキング中、1つの目標となるのが1キロ毎に立っている標識。
ゴールの11キロに向けて数字が大きくなると、長い道のりも「あとちょっと頑張ろう」と心の中に秘めながら歩けます。

ノルウェー、トロルの舌へ。7~9kmフィヨルドが見えてくる

青く透きとおった水と氷河が削り取って出来たとは思えないまるで芸術のようなフィヨルドが見えてくると目指す断崖はもうすぐです。
そして、11キロという看板が立っていた場所のすぐ側を覗くと、テレビや写真で見たあの風景が広がっており、ついにゴール!
ここまで苦労して自分の足で登ってきた人だけが見れる、息を呑む絶景に大感激!
片道6時間の道のりを歩いた自分を褒めたくなります。
思い思いに写真を撮ったあと、いよいよ「トロルの舌」の上へ。
断崖から突き出た岩の上に乗ると岩ごと落ちてしまうのではという不安が頭を過ぎりますが、地質学的に岩は絶対に落ちないそう。
その言葉を信じて高所恐怖症の私は足がすくんでしまいますがら恐る恐る前に足を踏み出すと、このトロルの舌とフィヨルドの青い水面、雪を乗せた山並み。ノルウェーの自然が創り出した大自然の美しさは、ため息がこぼれるほどでした。

ノルウェー、トロルの舌からフィヨルドを望む

もちろん、帰りは同じ登山道を引き返して歩きます。
往復11時間のトロルの舌までのハイキングは、決して気軽なものとは言えません。けれど、トロルの舌から見る絶景は、それだけの道のりを歩む価値は十分にあるものでした(三浦)

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2010年8月 5日 (木)

湯河原の伊藤屋(日本)

伊東屋 今日はお休みを頂いて箱根にやってきた。ここ1ヶ月あまり体調が優れなかったり、体を痛めたりとろくなことがなかったので気分転換も兼ねて湯治にやってきた。今回はいつもの箱根ではなく、なんとなく文化の薫りがする湯河原を選んでみた。

さて、私は休みで海外に行く事はほとんどしないが、国内においてはそれなりのクオリティを追求している。(笑)

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2008年4月29日 (火)

カルロビ・バリ

Karlovy_town さて、昨日紹介したチェコの飲める噴水がある町は、プラハから西に約向かった100km、ドイツとの国境にも近いカルロビ・バリという町だ。13世紀頃に成立したこの町の名前は、当時の神聖ローマ帝国皇帝であり、この町の発展に大きく貢献したカール4世に由来している。この町には温泉が沸く。昨日の記事の最後でハッとした理由は、「世界の湯から」シリーズにこの町を入れれば良かったと思ったからである。

最近旅行の行き先としても順調に数字を伸ばしているチェコだが、まだまだプラハだけを見てチェコを去るツアーも少なくない。しかし小さな国とは言えど、チェコにもプラハ以外の見ておきたい町はたくさんある。カルロビ・バリもその一つだ。

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2008年4月 4日 (金)

世界の湯から~バース(イギリス)~

Bath1 各方面で大きな反響を呼ぶ事もなく、じわじわ展開してきた「世界の湯から」シリーズも本日で最終回を迎える。映えある最終回は、英語のお風呂と同名の町バースを取り上げる。

バースはこれまで紹介してきた秘湯と違ってロンドンから簡単に列車でも行く事ができる。そして、今回のシリーズの中で最も歴史のある温泉でもあると思われる。発見者は定かではないが、どうやら紀元前にケルト人達が見つけたようだ。その後お風呂好きのローマ人達がやってくると、温泉街として大きく発展する。

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2008年4月 2日 (水)

世界の湯から~ホドトカ温泉(ロシア/カムチャツカ)

Khodutka 先日モンゴルの大草原にある秘湯ツェンケル温泉を紹介したが、河合さんからさらなる秘湯を紹介された。その温泉が位置するのは、極東ロシアのカムチャツカ。秘湯たる所以は、行くのに限られた交通手段だ。ツェンケル温泉は、バスでは行けないので4WDを利用して行くのだが、こちらは車では行けないので、なんとヘリコプターで行くのだ・・・。

何もヘリコプターに乗ってまで温泉に行きたいとは思わない御仁もいるかと思うが、ヘリコプターに乗るのは温泉に行くためではなく、カムチャツカの大自然を空から楽しむためなのでご安心を。

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2008年4月 1日 (火)

世界の湯から~ロトルア(ニュージーランド)~

Rotorua 先日ニュージーランドから帰国した宮澤さんが、以前ニュージーランドに住んでいた事がある佐々木さんとしきりに墓の話をしていた。随分気の早い話だなと思いつつ、ここのところ立て続けに起こった様々な事件が二人の人生観にも暗い影を落としつつあるのかと心配したが、何の事はない、墓の話ではなく、ハカの話であった。ハカとは、ニュージーランドのマオリ人達の踊りで、日本でも昔テレビの宣伝で「ガンバって、ガンバって・・・」とやっていた有名なダンスだ。

さて、そのハカを生んだマオリ人達はニュージーランドの先住民族だ。ニュージーランドにおいては、早い段階で先住民族にも配慮があるワイタンギ条約が結ばれたおかげで、問題が皆無ではなかったものの、欧州系の人々も先住民も互いの権利を尊重した共存が成り立っている。当然マオリ人達の聖地も今日まで健在だ。今日の温泉はその聖地のひとつから紹介しよう。

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2008年3月29日 (土)

世界の湯から~ツェンケル温泉(モンゴル)~

Tsenkher2 千秋楽でちょうど横綱同士の相星決戦という面白い展開になった大相撲春場所。私も久しぶりにテレビで生観戦した。結果は、朝青龍が決定戦で白鵬を下し、久しぶりの優勝を決めた。このニ横綱はモンゴル出身だが、この場所で三賞を受賞した4人の幕内力士も全てモンゴル出身という驚異のモンゴル旋風が吹きぬけた。

そんな訳で、小休止から再開する「世界の湯から」シリーズもこのモンゴル力士の躍進をどこかで支えているかもしれない?モンゴルのいい湯をご紹介しよう。その温泉は、草原が広がるモンゴル西部に位置するツェンケル温泉だ。

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2008年3月20日 (木)

世界の湯から~ブルーラグーン(アイスランド)~

Blue_lagoon2 世界の湯から第3弾は、ここ二年で人気に火が付いた極北の島アイスランドから。氷の国という名前に反して、アイスランドは火山活動が活発で、至る所で間欠泉や大地から上がる煙が見られる。プレートが地表でも動いているので、大地が割れた大地溝(ギャオ)もところどころで見られる。そんな特異な地勢故、当然ながら温泉もふんだんに沸いている。

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2008年3月18日 (火)

世界の湯から~ヘヴィーズ湖(ハンガリー)~

Hungary_lake 昨日のコスタリカに続く世界の名湯(迷湯?)第二弾は、ヨーロッパのハンガリーからお届けしよう。もちろん今日も我々日本人が想像するような普通の温泉ではない。温泉があるのは、同国西部にあるリゾート地バラトン湖の近くにあるヘヴィーズ湖だ。そう、湖という名の通り、ヘヴィーズ湖は、湖ごと温泉の温泉湖なのだ。

さて、その湯加減を堪能する前に、本日もまずその場所から辿ろう。

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2008年3月17日 (月)

世界の湯から~タバコンリゾート(コスタリカ)~

Costarica_spa 本日から、予告した「世界の湯から」を本日から連載(5,6回ぐらいかな)開始!記念すべき第一回は、おおよそ温泉のイメージはない、中米のコスタリカからお届け。

コスタリカは、旅行の行き先としては、まだまだこれからだろうが、ユーラシアでは販売を開始した2001年頃からじわじわと催行されるツアーも増えている。国土の4分の1以上が国立公園や自然保護区に指定され、多種多様な植物や鳥類が息づくコスタリカは、世界でも有数の環境保護国として知られ、観光でもエコツーリズムの先駆者だ。

さて、まず場所からしてピンと来ない人もいるかもしれませんので、例によって地図を貼り付けました。

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