ユーラシア旅行社お勧めの世界の宿

2016年8月 5日 (金)

自然と建築の融合~スリランカが生んだ熱帯建築家ジェフリー・バワの傑作ホテル

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皆様にとって、宿泊先のホテル選びには何が大切でしょうか。ゆっくり休まる設備、ロケーションや景色、それともお食事?宿泊も旅の楽しみですから、ホテルにもこだわりたいですよね。
観光の後は寝るだけだからどこでも良い…という方でも、建物自体が建築として名高いホテルでしたらご興味をお持ち頂けるでしょうか。それ自体が一見の価値を持つのですから、観光地が一つ増えたような感覚です。

近年注目度が高まっているのが、建築史の、特にリゾートホテルの在り方を大きく変えたスリランカの建築家ジェフリー・バワです。南国の土地がもつ自然と建築の融合が感じられる建物を数多く手がけたことから、“熱帯建築家”の通称があります。

彼が生まれたのは1919年、イギリス植民地時代のスリランカ。もとは法曹の道を目指してケンブリッジ大学を卒業しており、紆余曲折を経て建築家となったのは38歳のときのことです。

20世紀初頭の建築をけん引していた存在と言えば、ヨーロッパではル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、アメリカではフランク・ロイド・ライトの三大巨匠。機能的でスマートなモダニズム建築が流行でした。
それに対し、彼らより少し後に生まれたジェフリー・バワは、いわゆるモダニズム建築の潮流には乗りつつも、“自然との調和”を一つの特徴とする新しい建築を造り出していきます。

例えば、スリランカ山間の湖畔にたたずむ晩年の傑作「ヘリタンス・カンダラマ」ホテル。まずは、その森に埋もれたような外観に驚かされます。内部に入ると、そこにはむき出しとなった岩山を活用したエントランス。さらに奥へ進めば、目の前にはプールと、その向こうに広がるカンダラマ湖が繋がっているかのような光景が広がります。今ではリゾートホテルの代名詞ともいえるインフィニティプールですが、実はこのスタイルが初めて取り入れられたのがヘリタンス・カンダラマです。室内にいながら、緑と土の香り、湖からの風を受け、まるで自然に抱かれるような感覚。なるほどバワが自然と人工の融合を目指していたという意味が分かるような気がします。

バワが手掛けたホテルは建築史上でも大きな価値を持つことでしょうが、建築好きでなくとも魅了してしまうのは、建物単体でなく、スリランカの持つ自然の美しさと結びついた空間そのものがとても心地よく、安らかなものだからかもしれません。
せっかくのスリランカまで行くのなら、バワ建築に宿泊し、思いっきり現地の風土を堪能したいですね。 (影山)

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2012年8月31日 (金)

意外に快適?!ギアナ高地・サンタエレナのヤッコ・ロッジ

  本日は、私が先日のギアナ高地の添乗で2泊お世話になった宿(ロッジ)をご紹介したCyampいと思います。 ギアナ高地は南米の中でも秘境中の秘境、一体どんなホテルなのかとご心配されている方も多いかと思います。でも心配はご無用!宿は意外にも快適です。

 こちらは、世界自然遺産ギアナ高地のグランサバンナに位置するサンタエレナにあるヤッコキャンプ。ロライマ山をはじめ、周囲をテプイ(テーブルマウンテン)が連なる壮大な光景Room1が広がる中に位置しています。

  外観は茅葺のコテージ風で、南国のリゾートを思わせる雰囲気。内装はシンプルな作りですが清潔ですし、もちろんシャワーやトイレなどは個室にあります。テレビや冷房こそありませんが、たまにはベッドに横たえて、ぼんやりと夜長を過ごすのもいいでしょう。網戸越しに夜風を感じ、虫の音に耳を傾けつつ眠りに付く…そして朝は穏やかな日差しと小鳥のさえずりで目が覚める…何とも心地が良いものです。運が良ければ、夜空に満点の星のきらめきや、蛍の光をご覧頂けるかもしれません。

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2011年10月11日 (火)

世界の宿便り~その5~ザ・ハーミテッジ(ニュージーランド)

Hermitage1 ニュージーランドで開催中のラグビーワールドカップもいよいよ佳境を迎えつつある。同国の国技とも言えるスポーツだけに現地の盛り上がりは想像が付く。今回の世界の宿便りシリーズは、そのニュージーランドを代表する山岳ホテルであるザ・ハーミテッジを紹介してみたい。

ザ・ハーミテッジが位置するのは、ニュージーランド南島の中央部、同国最高峰マウント・クックの麓に広がるマウント・クック村だ。

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2011年8月 6日 (土)

世界の宿便り~その4~エベレスト・シェルパ・リゾート(ネパール)

Syangboche_panorama1 先週と先々週にかけてTBS系「THE 世界遺産」でネパールのサガルマータ国立公園が取り上げられていた。エベレストとヒマラヤの高峰に迫るサガルマータ国立公園内のエベレスト街道は世界のトレッカーたちにとって憧れの地。今回の世界の宿便りシリーズでは、この街道の景勝地シャンボチェに建つエベレスト・シェルパ・リゾート(旧パノラマ・ロッジ・ホテル)を紹介しよう。

エベレスト・シェルパ・リゾートは、海抜3,841mの丘に建っている。

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2011年6月21日 (火)

世界の宿便り~その3~アバーディアの樹上ホテル、ツリートップス(ケニア)

Treetops1 今年の始めに見た「沈まぬ太陽」の序盤とエンディングで主人公恩地がいた場所がケニアであった。雄大な大地の中で生きる生命と真っ赤な太陽に触れるシーンはとても印象的であった。半年に一度くらいしか更新がないこの「宿便り」シリーズの執筆意欲を掻き立てるのにも十分であった・・・。

という訳で今日はそのケニアの名物ホテルであるアバーディアの樹上ホテル「ツリートップス」を紹介しよう。

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2010年11月 7日 (日)

世界の宿便り~その2~シエナ近郊/ボルゴ・サン・ルイジ(イタリア)

Bsl 以前一緒にイタリアの研修旅行へ出かけた同業他社の知人が退社し、地元でトスカーナ料理をメインにしたイタリアンをオープンするという知らせをもらった。そういえば、イタリアに行った時も料理やワインの薀蓄を語っていた姿が思い起こされる。ご活躍を願いたい。

さて、近年は日本でもトスカーナ料理の認知度は少しずつ上がっている。今回はそんなトスカーナの伝統的な料理が提供される自然派の宿を紹介したい。トスカーナの田園地帯にあるボルゴ・サン・ルイジだ。

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2010年6月27日 (日)

世界の宿便り~その1~モニュメント・バレー/ザ・ビューホテル(アメリカ)

Mvh_exterior 久しぶりに添乗に出た事もあってここのところアクセスランキングの上位はずっとシリーズ物に占められている。そんな流れに乗るという訳ではないが、記事数が増えてカテゴリーもより細分化して行かないと見つけにくくなってきたので、以前からも何度か紹介してきた世界のホテルも新たにシリーズとしてお届けしたいと思う。その栄えある?第一回はアメリカのモニュメント・バレーから「ザ・ビュー・ホテル」をお届けする。

ザ・ビュー・ホテルはその名の通り抜群のビューを誇るホテルだが、それだけではない。

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