ユーラシア旅行社社員が芸術・文化を語る

2017年9月13日 (水)

ポーラ美術館開館15周年記念展-100点の名画でめぐる100年の旅

アンリ・マティス《リュート》/ポーラ美術館

1860年代からのおよそ100年間。
300年にもわたる鎖国を解き、世界と対峙した日本。
工業化とモダニズムに沸き世界へ進出した西洋。
発展と交流、破壊と再生…2度の世界大戦を経験し、現代へと続くこの時代、世界は目まぐるしくその姿を変えてきました。

この時代を生きた画家たちは、劇的に移り変わる世界と自らの絵筆を手に向き合いました。そうして生み出された作品は、それぞれの時代や己の生を懸命に生きた画家その人を写し取った逸品となりました。

クロード・モネ《睡蓮の池》/ポーラ美術館

10月1日から開催されるポーラ美術館の「100点の名画でめぐる100年の旅」は、貴重な絵画や工芸品のコレクションを誇るポーラ美術館が開館15周年の記念に行うコレクション展です。

数ある収蔵品の中から厳選した100の名画で、1860年代から1960年代までの約100年間を、20のテーマで紹介します。

ピエール・オーギュスト・ルノワール《レースの帽子の少女》/ポーラ美術館

それは、近代絵画の名作を巡る旅であり、西洋と日本の100年の歴史を巡る旅でもあります。
旅へ誘うのは、マネやモネ、シャガールやルノワール、ゴッホ、ピカソ。映画が公開中のセザンヌや、黒田清輝、岸田劉生、レオナール・フジタ(藤田嗣治)らの巨匠たち。

自然豊かな箱根の森で心豊かな時間を過ごしてみませんか?

(山岸)

ポーラ美術館公式サイト
ポーラ美術館開館15周年記念展-100点の名画でめぐる100年の旅

| | コメント (0)

2017年6月29日 (木)

レオナルド・ダ・ヴィンチ、未完の名作「東方三博士の礼拝」再公開!(イタリア)

レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、誰もが知るイタリア・ルネサンスの巨匠。1452年にフィレンツェ近郊のヴィンチ村に生まれヴェロッキオの工房に入門しました。

ヴェロッキオ「キリストの洗礼」

二十歳のころに師弟共作の「キリストの洗礼」を描き、レオナルドが担当した左側の天使はヴェロッキオを上回る出来栄えと言われました。
その後、レオナルドは自立し、フィレンツェで頭角を現していきます。
そこで修道院から委嘱された作品が「東方三博士の礼拝」です。1481年に依頼を受けたこの作品は未完のまま終わりました。
翌年1482年にレオナルドはミラノへ移り、ミラノ君主ルドヴィコ・イル・モーロの宮廷で活動を始め、サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会の大作「最後の晩餐」などを手掛けています。
さて、レオナルド作「東方三博士の礼拝」に注目してみましょう。この作品の特徴は「未完である」ということです。未完であるがゆえに、彼の製作行程をうかがい知ることができるのです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「東方三博士の礼拝」17年6月撮影

レオナルド・ダ・ヴィンチ「東方三博士の礼拝」修復前

ウフィツィ美術館所蔵のこの作品は、2011年から長期の修復が行われていました。今年2017年にようやく修復工事を終え、再公開されました。
全体的に茶色く煤けた色味の絵画は、汚れを取り除いた後、とても明るくなり、人物などの輪郭線もくっきり浮かび上がって見えます。修復前の写真と比べてみれば一目瞭然です。それどころか、同じ作品かと疑うほどで、5年半の歳月で生まれ変わったようです。
レオナルドは何故、この作品を完成させなかったのでしょう。ミラノから条件のよい招聘があったからなのか、あるいは、依頼主の修道院と金銭的トラブルがあったからなのか、、。この作品の前に立って、博士になった気分で推察してみるのもよいかもしれません。(斎藤さ)

| | コメント (0)

2016年9月 2日 (金)

ウィーン、楽友協会黄金の間で「第九」を歌おう!(オーストリア)

ベートーヴェンの交響曲第9番第四楽章「歓喜の歌」。
第二次大戦末期に日本に伝わり、戦後各地で演奏されるようになったこの曲は、荒んだ世の中から立ち上がる人々の、復興や平和のシンボルとなりました。
さらに日本ではこの「第九」を聴くだけでなく、皆で「歌う」文化も育まれてきました。
今では第九合唱ファンは20万人にものぼると言われます。
2014年3月に始まった「UTAU DAIKU」は、一般社団法人世界音楽合唱チャリティー協会が、東日本大震災の復興支援チャリティイベントとして始め、2017年で第4回を迎えます。
多くの合唱愛好家の皆様とともに、オーストリアのウィーンで第九を歌い、オーストリアと日本の人々の心を繋ぎ、今なお震災の爪痕残る東北への支援にも役立てます。

出発前の日本国内での練習会、現地でのリハーサル、ゲネプロを経て、本番当日、合唱を披露する場所は、ニューイヤーコンサートでもおなじみのウィーン楽友協会「黄金の間」。
聴衆には、日ごろから本場の音楽に親しんでいる地元の人々がやってきます。
舞台にともに立つのは、日本の各地から集まった250人もの合唱愛好家、天使の歌声を誇るウィーン少年合唱団、そしてプロのソリストたち。
2017年は、ソプラノの吉田珠代氏、テノールのジョン・健・ヌッツォ氏らが参加する予定です。
歌声と演奏をひとつにまとめるのは、ウィーン少年合唱団の総裁で芸術監督のゲラルド・ヴィルト氏。
演奏は、1946年創立以来国際的なオーケストラとして評価が高いウィーンカンマ―オーケストラ(ウィーン室内管弦楽団)です。
世界的に活躍するプロとの共演は生涯忘れられない貴重な経験となることでしょう。
★説明会開催のお知らせ★
これまでのコンサートの様子を映像を交えてご紹介します
11月5日(土)14:00~15:30
剛堂会館(東京メトロ麹町駅徒歩5分)
世界遺産のハルシュタット
このイベントにご案内する、ユーラシア旅行社の歌う第九ツアーは、合唱本番を万全の状態で迎えられるよう、本番3日前には現地入りをします
ウィーンでは散策にも便利で快適な5つ星ホテルインターコンチネンタルホテルに滞在します。
また、せっかくオーストリアまでいらっしゃるのですから、本番の後はザルツブルクや今人気のハルシュタットにも足を延ばしましょう。
いつものユーラシア旅行社のツアー同様、最大25名様まで、観光重視の日程でご案内します。
添乗員が同行し現地までご案内しますので、ウィーンで自由時間や自由食もご安心ください。
合唱をなさらないご友人様やご家族様の同行も承ります。
リハーサル中はウィーンの街を散策されたり、リハーサルの様子をご覧いただくことも可能です。
本番はファーストカテゴリーのお席でご鑑賞いただけます。
ともに晴れの舞台を楽しみましょう。

| | コメント (0)

2016年7月27日 (水)

現在上野で開催中の「古代ギリシャ展」に行ってきました

上野の東京国立博物館・平成館で開催されている特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」に行ってきました。
5月にギリシャを訪問した際に、現地のガイドさんも日本でギリシャ展が開かれることを話題にしていたので、日本で改めてギリシャの秘宝の数々を見るのを楽しみにしていました。まず、今回の一番の目玉と言えるのが、サントリーニ島、ティラの「漁夫のフレスコ画」です。

漁夫のフレスコ画

漁夫のフレスコ画 前17世紀 テラ先史博物館蔵 ©The Hellenic Ministry of Culture and
Sports- Archaeological Receipts Fund

面白いのは、この絵は当時のお金持ちや王族、貴族の残したものではなく、一般庶民の家に描かれていた絵であるということ。
紀元前17世紀の頃に暮らしていた庶民がどんな姿をして、何をしていたのかがわかる手がかりなんです。紀元前17世紀なんて…想像もつきませんよね。王様の言葉やお墓は守られていることが多いので、見つかることは多いですが、庶民の家の壁の絵なんてなかなか残っていないものです。現地に行くと、この絵が発見された集落の遺跡を歩くこともできます。ここにどの絵があったんだよ~とガイドさんが教えてくれるのです。
あまり知られていませんが、ミケーネ文明や、サントリーニ島周辺で芽生えた文明が生み出したフレスコ画には素晴らしいものが多いのです。例えばこの「漁夫のフレスコ画」もそうですが、エーゲ海の島々に生きた人々、例えば花を積む少女であったりが描かれています。今の感覚で見ても美しいなと思えるクオリティでした。
このフレスコ画以外にも、魅力的な展示物がたくさんありました。

牛頭型リュトン

牛頭型リュトン 後期ミノスⅠB(1450年頃) イラクリオン考古学博物館蔵 ©The Hellenic Ministry of Culture and
Sports- Archaeological Receipts Fund

クレタ島、イラクリオン考古学博物館からは牛頭のリュトン。リュトンは、神聖な儀式に使われる酒杯のこと。この牛頭のリュトンは頭頂に二つの穴が開いていて、ここから酒を注入し、鼻の先端からお酒が出てくるという仕組みになっています。頭が巻き毛でおおわれていることから、モデルの牛は、まだ仔牛だったことがわかります。なんとも不思議なものですね。

イラクリオン考古学博物館ではこのリュトン、他たくさんの展示物が公開されていますが、「漁夫のフレスコ画」のような、クレタ文明や、ミノア文明のすばらしいフレスコ画を見ることもできます。

アルテミス像

アルテミス像 100年頃 アテネ国立考古学博物館蔵
©The Hellenic Ministry of Culture and Sports- Archaeological Receipts Fund

赤像式パナテナイア小型アンフォラ

赤像式パナテナイア小型アンフォラ ボクシング 500年頃 アテネ国立考古学博物館蔵
©The Hellenic Ministry of Culture and Sports- Archaeological Receipts Fund

アテネ国立考古学博物館からはアルテミス像が来ていました。石とは思えないほど優しい布感。古代ギリシャの服装の、このドレープの美しさ。これが2000年以上前につくられたなんて信じられない程ですね。
今回のギリシャ展は、ギリシャ国内40か所以上から集められた珠玉の作品325件が、日本に居ながらにしてみられるまたとないチャンスです。あまり古代ギリシャに詳しくなくても、ただよ~く見ていると可愛いなと思えたり、こんな時代にこんなものが!という素直な驚きを感じられる展示だと思います。
古代ギリシャに興味を持つきっかけにもなります。是非、足を運んでみてください!
■特別展『古代ギリシャ -時空を超えた旅-』
2016年6月21日(火)~9月19日(月・祝)
開館時間:午前9時30分~午後5時
※土日・祝日は午後6時まで。金曜日および7、8月の水曜日は午後8時まで。入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
※ただし8月15日(月)、9月19日(月・祝)は開館。
会場: 東京国立博物館 平成館(上野公園)

| | コメント (0)

2016年3月 1日 (火)

ヨーロッパで本場の音楽に触れる夏~音楽祭特集公開しました

緯度が高いヨーロッパの夏は日が長く、爽やかな夕ベは絶好の散策の時
屋内に引きこもらず、オープンテラスでカフェやワインを楽しんだり
川辺や湖畔をぶらぶらするのが何よりの贅沢と言えるでしょう。

そんな彼らの夏に欠かせないのが、
夏季のオペラ座の閉館の間に、世界各国で講演する
世界的な交響楽団や指揮者たちの演奏を楽しめる音楽祭です。

ヴェローナ音楽祭にて

夏はヨーロッパ各地で音楽祭が催されますが、なかでも日本でも有名なものが
イタリアのヴェローナの古代ローマ円形劇場を舞台にしたヴェローナ音楽祭と
オーストリアのザルツブルク音楽祭です。
2016年はヴェローナではアイーダが演じられ
ザルツブルクでは人気のリッカルド・ムーティーが指揮する日は要チェックです。

また、近年では湖の上に舞台をつくり、
ダイナミックな仕掛けと奇抜な演出を行う
湖上音楽祭やオペレッタにも注目が集まっています。

日伊国交樹立150周年の今年は、イタリアのラヴェンナでの交流演目もあります。
どの音楽祭にいこうか迷ってしまいますが
ユーラシア旅行社の音楽祭ツアーでは、ホテルの立地にもこだわり
効率よくコンサートやオペラをお楽しみいただけるような日程でご案内します。
(山岸)

ユーラシア旅行社でいく夏のヨーロッパの音楽祭の見所とご案内コースはこちらから

| | コメント (0)

2016年1月21日 (木)

2016年はシェイクスピア没後400年のメモリアルイアーです!

皆様が“文学”と聞いて思い浮かべるのは誰でしょうか。
ヘミングウェイ、カフカ、ドフトエフスキー、カミュ、ゲーテ、太宰治…世界中には多くの有名な作家がいますが、その中でも “シェイクスピア”―この作家の存在を忘れることはできません。

ストラットフォード・アポン・エイボンのシェイクスピアの生家
今年2016年は、イギリスを代表する劇作家・詩人であるウィリアム・シェイクスピア没後400年にあたります。
『ハムレット』、『ロミオとジュリエット』、『マクベス』、『オセロー』、『ヴェニスの商人』など、数々の作品を世に送り出したシェイクスピア。
作品が創られてから時を経た現在でも、世界中でオペラや演劇が公演され、特に没後400年という記念の年である今年は、例年にも増して多くの公演が予定されているようです。
文学が大好きという方はもちろん、文学はあまり分からない…という方でも、“シェイクスピア”という名前や、彼の作品名だけは聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
1564年にイギリス・イングランドの田舎町、ストラットフォード・アポン・エイボンに生まれたシェイクスピアは、その後、ロンドンを活躍の拠点として、4篇の物語詩とソネット集、そして39篇の戯曲を創り出しました。
彼の作品は喜劇・悲劇はもちろん、歴史劇にまで広がり、当時から評価を得ていたようです。
晩年、彼は、故郷であるストラットフォード・アポン・エイボンに戻り、1616年、52歳でその生涯を終えました。
ちなみに、彼の生まれた日と亡くなった日は、共に4月23日であると言われています。
この町には、シェイクスピアの家や彼の妻、アン・ハザウェイの家、シェイクスピアの眠る教会が今でも残り、実際に観光することが可能です。
また、彼の作品ゆかりの舞台はイギリスだけでなくヨーロッパ各地に広がっており、中には世界中から観光客が訪れるような場所もあります。
シェイクスピアが生きた1500~1600年代の世界観は、現在受け入れられているものとは異なる点も多いでしょう。
特にシェイクスピアの作品は劇で演じられることを目的としているため、登場人物も多く、舞台転換が激しいのが特徴の一つ。
ちょっと読みづらい…という方もいらっしゃるかと思います。しかし、いざ読んでみると、その登場人物一人一人に味があることに気づきます。
少ししか登場しない脇役であっても個性が光り、主人公ともなれば、なんて深い考え方をする人なんだろう、もっとこの人物の考え方が知りたいと思わせるほど。
文学が得意でない私が、すっとその世界に惹きこまれてしまうから驚きです。

そんな私のお気に入りは『ハムレット』ですが、その舞台となったデンマークの首都・コペンハーゲン郊外にあるクロンボー城を初めて訪れた時は、とても感動したのを覚えています。

クロンボー城

百聞は一見に如かず。彼の作品を読んだ方もそうでない方も、この機会にシェイクスピアゆかりの地を訪ね、その壮大な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。(越野)

シェイクスピア没後400年にゆかりの地を訪ねるユーラシア旅行社ツアー特集はこちら

| | コメント (0)

2015年12月10日 (木)

日本とトルコを結ぶ友好の物語、「海難1890」が劇場公開

Photo_2

2015年もいよいよ師走に入りましたね。
今年は日本とトルコの友好125年という一つの節目の年。
12月5日には二国合作の映画「海難1890 」が公開され、
今、改めてトルコとの関係が話題となっています。

トルコは親日の国、とよく耳にしますが、みなさんはそのきっかけと
言われる“エルトゥールル号海難事故”のことをご存知ですか?
1890年9月、初めてトルコから親善使節団が訪日し、明治天皇に
謁見した帰りのことでした。時節柄、強大な台風に襲われてしまい、
使節団を乗せた軍艦・エルトゥールル号は和歌山県樫野崎で座礁。
残念ながら沈没し、500名以上の被害者を出す痛ましい事故と
なってしまいます。
このとき、生存者の救出・介護にあたったのは、近辺の漁村(大島村
/現在の串本町)の人々でした。鎖国が解かれて間もない明治前~
中期のこと、言葉の通じない外国人への対応は困難を極め、台風の
ために食料の蓄えもわずか。しかしながら、そんな中でも非常用の
鶏をけが人へまわすなど、村人の献身的な救助活動によって69名
が命をつなぐことができたのでした。
この一件はトルコでも新聞を通じて伝えられ、現在も、学校の授業で
取り扱われることがあるそう。時を経ても大切に、歴史として伝えて
くれているのですね。

さて、表題の映画では、エルトゥールル号の事故の件に加え、“もう
一つの物語”にもスポットライトを当てています。
時は流れ1985年、世界はイラン・イラク戦争の最中、緊張の高まる
イランに取り残されてしまった日本人。そのとき助けの手を差し伸べ
てくれたのは、他でもないトルコの人々でした。危険を冒してまで
助けてくれた彼らの思いとは…
時代を超えて繋がった友愛に、二国間の関係を考えさせられる
ヒューマンドキュメンタリー仕立ての本作。
私も早速、映画館へ足を運んでみたいと思います。

国際関係はおいそれとは深まらないもの…と痛感するニュースも
多い今日この頃ですが、だからこそ、これまでに築かれた友好は
大切にしていきたいものですね。(影山)

| | コメント (0)

2015年11月10日 (火)

今週末はポーランド映画三昧!?

今週末11月14日から1週間、新宿でポーランド映画祭が開催されます。

ポーランド映画には、コアなファンの方も多く、
ワイダ監督作品に魅せられてポーランド旅行を計画される方もいらっしゃるほど!
テレビなどではなかなか見る機会がない分、
ポーランド映画史を代表する往年の名作から
近年アカデミー賞等を受賞した、旬な作品までがそろうこのチャンスは見逃せません。
ワイダ監督作を始め、戦争を主題とした映画が多く、
首都ワルシャワが舞台となることが多いのですが
現在のワルシャワは、70年の間見事に復興を遂げています。
あまり、映画に出てくるような戦中の様子を感じることはできませんが、
たとえば旧市街の橋にある「蜂起記念のモニュメント」を通じ
ワイダが描いたポーランドの苦しみを思い出したりもします。
(山岸)

ポーランドツアー

ポーランド映画祭2015は11/14~20まで
東京新宿角川シネマにて。
上映作品・スケジュールは公式サイトをご覧ください。

| | コメント (0)

2015年8月25日 (火)

【新刊情報】宮下孝晴先生の美術案内が1冊の本になりました!(イタリアツアー)

アンドレア・サルト「群衆の洗礼」(フィレンツェ、スカルツォ修道院回廊)

ユーラシア旅行社で毎月発行している無料の海外旅行情報誌「EURASIA」。
全頁フルカラーで70ページほどの冊子で、世界各国の情報を掲載しお送りしています。
小誌では、専門家の先生による連載も人気です。

現在「探訪 イタリア・ルネサンス芸術家列伝」を執筆いただいている
イタリア美術史家の宮下孝晴先生もそのお一人で
10年もの間、フィレンツェやルネサンスの芸術家の珠玉の作品を美しい作品とともにご紹介いただいています。
さて、かねてより宮下先生の連載は本にならないのか?
というお問い合わせを度々いただいていましたが、
この春、先生が金沢大学を退官されたのを機に、
2005年から2009年にかけて寄稿いただいたフィレンツェとフィレンツェ近郊の作品群の紹介が梧桐書院さんより1冊の本になって発刊されました。
一般的なガイドブックには載っていないような
本当に美術を愛する方のための美術指南になることでしょう。

(山岸)

| | コメント (0)

2015年8月20日 (木)

【お勧め映画情報】9/19(土)公開『カプチーノはお熱いうちに』(イタリアツアー)

140403sisi_3

イタリアをブーツの形に例えたとき、
ちょうどヒールの付け根あたりにあるレッチェ。
世界遺産のアルベロベッロや空港があるバーリ、ブリンディジといった町に比べると
まだまだ日本での知名度は低いかもしれませんが、
「南のフィレンツェ」「バロックのフィレンツェ」といった愛称で親しまれる美しい街並みを誇る、南イタリアプーリア州でも人気の町の一つです。

そんなレッチェを舞台にしたイタリア映画が来月9月19日から公開されます。
「カプチーノはお熱いうちに(原題:Allacciate le cinture)」。
監督は、「明日のパスタはアルデンテ(原題:Mine vaganti)」のフェルザン・オズペテク。
イタリアのアカデミー賞:ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に11部門でノミネートした作品です。
レッチェのとあるBarに勤めるヒロインエレナ。
仕事に、恋に成功した彼女は、ある日叔母とともに乳がんの検診を受け…
人生にある日訪れる乱気流に備えていつもシートベルトを締めましょう。
という原題の通り、順調な人生の突如訪れる「まさか」の時
支えて愛してくれる人々の存在のかけがえのなさを感じさせてくれる作品です。
主人公と同年代の女性たちはもちろん
彼女たちを支える多くの人々にご覧いただきたい作品です。
9月19日(土)シネスイッチ銀座ほか全国でロードショー!
※上映劇場は映画「カプチーノはお熱いうちに」公式サイトでご確認ください。
(山岸)
★☆タイアップキャンペーン☆★
映画『カプチーノはお熱いうちに』の劇場鑑賞券の半券でご旅行代金の割引をいたします!
◆対象ツアー
2015年10月~2016年4月に出発する
株式会社ユーラシア旅行社のイタリアツアー(ツアーコードがSIから始まるもの)
◆割引額
お一人様2,000円
※半券1枚につき1名様有効。他の割引券との併用可
(催行決定時に半券を弊社までお送りください)
映画「カプチーノはお熱いうちに」の舞台レッチェなど、南イタリアの美しい街々を訪れるツアーはこちら

| | コメント (0)

より以前の記事一覧