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2008年6月 6日 (金)

サンティアゴ大聖堂のボタフメイロ

Santiago_cathedral ボタフメイロとは、サンティアゴを含む北スペインガリシア地方の言葉で香炉を指します。このような香炉がサンティアゴの大聖堂に誕生した事には重大な理由があります。は、大聖堂内部の空気を浄化する為であったと言われています。巡礼は長い道のりを経てサンティアゴの大聖堂に辿り着くのですが、もちろん途中で暖かい風呂もシャワーもありません。当時サンティアゴに着いたら、大聖堂内部で泊まった巡礼者も少なくなかったので、必然的に大聖堂内部には強い体臭が立ち込めるようになりました。そこで考案されたのが香炉で大聖堂内部の匂いを中和する事です。

Botafumeiro 但し、広大な大聖堂であったので、ただ置いただけでは、香りが行き届かないので、中央のドームからロープで吊るして、中央から左右の翼廊一杯に香炉を振ることによって香炉の香りを広範囲に拡散させたのです。
香炉には宗教的な意味があり、「More incense,less nonsense」という宗教的な諺もあります。「incense」という単語は、香りという言葉を指すと同時に、敬意という意味もあり上の諺を訳せば、「香り(神への敬意)が多ければ多いほど、無意味な事は少ない。」となります。よって香炉を振る事は宗教的にも意味のある事でありました。
ちなみに香炉が横に振られる距離は最大約65mにもなり、最大垂直方向から82度の高さ(ぼぼ水平)まで振られます。

この香炉を振る儀式は、7月のアポストル祭を始め、限られた宗教行事の時及びに特別な要請の元で振られます。アポストル祭以外の時期でも運が良ければ見られるでしょう。(福永)

動画もアップしました!
サンティアゴ・デ・コンポステラを訪ねるツアーはこちら

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