シチリア島紀行~パラッツォ・アドリアーノ~
これと言った大きな産業のないパラッツォ・アドリアーノは過疎化が進んでいるとも言われています。しかし、そのおかげで映画が撮影された当時と変わらぬ風景が広がっています。特に町の中央広場は、映画を見た方なら「ああ」と思い出す見覚えのある風景が広がっています。
残念ながら映画に登場する「パラダイス座」はセットであった為現在は残っていませんが、右の写真の左側に映っている聖母マリア教会は、トトの少年時代やアルフレッドの葬式シーンで登場しました。また、右側の聖母マリア被昇天教会は、建物そのものが映画の中で何度も登場します。そしてこの広場その物も映画の中で重要な舞台装置となっています。映画を見た方なら、「ここは俺の広場だ」という何度も登場する酔っ払い?のおじさんを思い出せるでしょう。また、広場の噴水もロケされた時から何も変わっていません。
広場に面した市庁舎には、ニュー・シネマ・パラダイスが撮影された当時の写真が展示されています。いつも入れる訳ではないのですが、是非機会があったら立ち寄ってみて下さい。また、少年時代のトトを演じたサルヴァトーレ・カシオはこの町の出身者。家が町中にスーパーを経営していて、サルヴァトーレ自身もたまにそこに来る事があるそうです。あるツアーで、店頭にそれらしき20代後半のお兄さんがいたので、「すわやサルヴァトーレ」と皆色めきたったが、実はサルヴァトーレの実兄であったなんて一幕もありました。
「ニュー・シネマ・パラダイス」は映像、ストーリー、そして音楽と、イタリアを代表する名作です。ご覧になってない方は是非一度見てみて下さい。その後は、是非ユーラシアの旅でシチリアへ!(福永)
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