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2009年6月16日 (火)

シャーク・ベイ(西オーストラリア)

Stromatolite パースから距離にして850km、広大なオーストラリア大陸西側の一角にシャーク・ベイという世界遺産があります。インド洋と本土を隔てるように伸びる半島と本土の間にできた細長い入り江を中心に、東京都のおよそ10倍のもの広さの周辺地域一帯が世界遺産に指定されています。入り江や沿岸近くには、イルカをはじめ、ジュゴンやザトウクジラなどの動物、植物の生育域の北限・南限のちょうど境目にあるため、固有種も多く多様な植物が生息しています。このシャーク・ベイには大きな見どころが三つあります。

 その1つはストロマトライトと呼ばれる不思議な生命体。藻の一種が砂や泥と一体になって固まった堆積物ですが、何と35億年のカンブリア紀から地球に酸素を生み出している、いわば地球最古の生命体でもあるのです。

シャーク・ベイの細長い入り江は浅瀬が多く、湾の奥へ行けば行くほど海流の影響を受けずに、海水の塩分濃度が上がっていきます。この特種な環境下で、ストロマトライトは年に0.3mmほど、成長し続けています。色も形も地味な生命体なので、強烈なインパクトはありませんが、地球の長い営みをしみじみと実感できる場所です。

Shell_beach ストロマトライトが集中するハメリンプールから海岸沿いを2時間ほど走ると、シェル・ビーチがあります。小さなニ枚貝が気の遠くなるような年月を経て、海岸を100キロ以上に渡って埋め尽くしているのです。ビーチと言えば、もちろん砂浜を想像しますが、ここは砂の代わりに全てが真っ白な貝で海岸が埋め尽くされているのです。長さ100キロ以上、堆積している貝の厚さは何と10メートルにも及ぶと言われています。こんなにも貝が積もるにはどれだけの歳月がかかるのでしょうか。やはりオーストラリアの大自然は私達の想像をはるかに超えたスケールで驚くことばかりです。

Monkey_maia 最後の見どころは野生のイルカが人に合いに来るモンキー・マイア。毎日だいたい決まった時間に湾の奥にある浅瀬までやってきます。砂浜に集まった多くの観光客の中から、レンジャーに選ばれた幸運な人は間近でイルカに餌付けをすることができるのです。実のところ、人間に会いに来るというよりは、餌の為にやってくるといった方が正しいかも知れませんが・・・。

また、このモンキーマイア周辺には大きな町が一切無いので、夜になったら是非夜空を見上げてください。南半球ならではの南十字星を含め降って来そうな満天の星空が見えるかも知れません。

ここでご紹介した観光ポイントは人間が一切手を加えていない、全てありのままの大自然なのです。是非、西オーストラリアの大地で私達の想像を超えた地球の豊かな営みと大自然のスケールを体感して下さい。(上田)

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