パスティッチョ(ギリシア)
イタリア料理と言えば…?スペイン料理と言えば…?
こんな質問をされてもひとつやふたつ、コレと答えられるものがあるかと思います。
では、ギリシア料理と言えば…??
残念ながら多くの日本の方は応えられないのではないかなと思います。
ギリシアのガイドブックを開けば、「ムサカ」や「イエミスタ」などなど沢山の料理名と新鮮な魚介を使った料理などが紹介されていますが、これらを日本で召し上がる機会はイタリアやスペインのそれと比べるとぐっと少ないと思います。
しかし、実際にギリシアを旅していると、意外に美味しかった!という食べ物との出会いがあります。海あり山ありのギリシアは食材にも富んでいて、タコや海老など魚介類を扱うタベルナでのご飯も楽しいものです。(ギリシアのタコについては以前に書きました)
さて、今日紹介したいのは、パスティチョという料理です。
パスティッチョは、マカロニとミートソースとチーズ、ベジャメルソースを重ねてオーブンで焼いたお料理です。「ムサカ」のナスとジャガイモがマカロニになったといいますか、ラザニアの平たいパスタがマカロニになったようなお料理です。
ミートソースの味付けに個性が出るので、店によって味が微妙に異なるのですが、ギリシア料理を扱う店なら大体どこにでもおいてあります。先月ツアーでギリシアへ行った時も、ある日の昼食で出てきました。この日は、夕刻の飛行機の関係で夕食が早くなる予定でしたので、昼食はセーブしようしようと思ったのですが、ついつい美味しく食べきってしまう味でした。
「あ、今ラーメンが食べたい」という衝動と違い、ギリシア料理のお店は日本ではあまり多くないので、「あ、今パスティッチョが食べたい」と思ってもそうそうパスティッチョは食べられません。
そんな時は仕方がないので自分で作るのですが、フェタチーズを溶けるチーズで代用したせいか、残念ながらやはり現地の味とは似ない物になってしまいました。(ガイドさんに聞いた作り方をちゃんとメモしていなかったのがいけないのかもしれません)これはこれでおいしいのですが、やっぱり本場が一番だと実感します。
そんなことを考えているからか、カラッとしたギリシアの夏に似合いのウゾも、なんだか少しベタベタしすぎる気がてくるのでした。
(山岸)
ギリシアのツアーはこちら
※パスティッチョはツアーの指定メニューではございませんので、ツアー中に提供できない場合もございます。
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