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2009年10月23日 (金)

大陸最西端、ポルトガルのロカ岬

Roca2 「ここに地終り、海始まる」

ポルトガルの詩人カモンイスがユーラシア大陸の最西端ロカ岬で詠んだ詩です。大航海時代に入って大西洋が征服されたとは言え、ヨーロッパの西の海というのは長く未知の領域であった故にヨーロッパ人にとってこの地は大きな分岐点なのかもしれません。

このロカ岬は、首都リスボンの西方約20kmの地点にあります。下の地図を縮小していくと、ロカ岬の位置の意味がより分かるでしょう。


大きな地図で見る

Roca1 冒頭のロカ岬には、この地がユーラシア大陸の最西端である事と冒頭のカモンイスの詩が刻まれた碑文があります。この碑文と果てしなく広がる大西洋を見ていると、大陸の果てまで来たというある種の達成感が味わえるでしょう。そしてこの海を越えていった大航海時代の冒険者達の心にも少し触れられるかもしれません。展望台のちょっと先に立っている灯台もかわいらしいランドマークです。

Roca3 ちなみに写真では分からないのですが、この岬の一番の特徴は風です。何の障害もなく大西洋上を駆け抜けてきた風がここで陸にぶつかるので、ロカ岬では風が強い事が多いです。帽子やスカーフなどはちゃんと止めていないと吹き飛ばされる事もあるのでご注意下さい。(福永)

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