「白い街」オストゥーニ(イタリア)
この地方の中小都市として、各々の時代にこの一帯を治める大勢力に従事して歴史を過ごして来ました。最も光を浴びたのは中世のルネサンス末期からバロックに替わる16~17世紀頃で、安定した政治の元で芸術振興が盛んでした。家の建物が白いのはこの地方一帯の特徴でそれはもちろん夏の熱を遮断する為です。しかし、オストゥーニの白へのこだわりは他の町より群れを抜いて強く、街を囲む城壁まで白く塗りつぶされています。「白い街」と呼ばれるのも頷けます。
現在の人口は3万人強ですが、旧市街は空き家も多いのか、至って静かです。外敵の来襲に備えて町の道は、迷路状に入り組んでいるので、あまり見通しもなく、街の散策も心が浮き浮きします。小さな街ですが、中心部に行くと立派な大聖堂もあります。白い建物の中にあって茶色がかっていますので、目を引く事でしょう。あまり観光客もいないので、本当のプーリア、南イタリア文化を味わえる街かもしれません。(福永)
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