アルゲーロ(イタリア・サルディーニャ島)
しかし、今日のアルゲーロを訪れると、スペインの町のような印象を受けるでしょう。それもそのはず、中世の時代アルゲーロはスペインのアラゴン王国の支配を長らく受けました。旧市街の建物の多くもこの時代に起源を持ち、鮮やかな色合いのマヨルカ焼きのタイル装飾が施されていたりします。こじんまりとした可愛らしい小店も多く、物珍しい商品をひやかしながら歩くのもなかなか楽しいものです。
サルディーニャ島では、故ダイアナ妃を始めとする世界のセレブリティに愛されるコスタ・スメラルダが有名ですが、アルゲーロの海岸線もなかなか素敵です。アルゲーロから程近いところには海から入るちょっと変わった「ネプチューンの洞窟」と呼ばれる鍾乳洞があります。
ネプチューンの洞窟は海にしか面していなおらず、基本的に船でアプローチします。洞窟に至るまでのクルーズは、正にアルゲーロの美しい海岸線を辿るので道中も飽きません。そして洞窟の入口で下船して中に入ると、そこは正に別世界。鍾乳洞の規模は4km超あるようですが、水で満たされている部分が多い為、あまり深く入ることはできません。しかし、入って間もなく現れる地底湖とその水面に反射する鍾乳石の美しさは世界でも指折りでしょう。是非その神秘的な世界を堪能して下さい。
※ネプチューンの洞窟は、カプリ島の青の洞窟同様に入口が低い為、波の状況によっては入れない場合もございます。
その他では食も忘れてはいけません。アルゲーロというよりサルディーニャ全体の名物ですが、ボッタルガ(カラスミ)のスパゲティは絶品です。サルディーニャを訪れたら忘れずに召し上がって下さい。(福永)
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