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2010年5月 4日 (火)

クノッソス宮殿(ギリシャ/クレタ島)

Knossos1_3 ギリシャのエーゲ海に浮かぶ島々の中でも最南端に位置するクレタ島。四千年にも及ぶギリシャ文明の歴史の中でも最も古い歴史を有するのがこの島です。

東西に長いクレタ島はエーゲ海最大の島であり、紀元前2,000年前頃から既に文明が成立していた小アジア(現在のトルコ)やエジプトから比較的近い距離にあったのでギリシャでいち早く文明が成立したのもごく自然と言えるかもしれません。

そのミノア文明の象徴ともいえるのがクノッソス宮殿です。

Knossos2 クレタ島のほぼ中央に位置するクノッソス宮殿は太古の時代から人間が居住していた跡が残っており、最も古い時代の遺構は、9,000年前に遡ると言われています。その後も人間が住み続けたようですが、本格的な発展を迎えるのは紀元前1,700年前頃。徐々に成熟したミノア文明のもとでこの地に大宮殿が造営されました。宮殿とは言っても現代の言葉ではどちらかというと都市に近い性格をもち合わせた宮殿でした。支配階級の文字通り宮殿部分に加え、職人や町人達の住居や仕事の場もあり、複数の階層に複雑に多数の部屋が散らされており、迷宮の様相を呈しています。

Knossos3 迷宮は英語でラビリンスと呼ばれていますが、その語源は迷宮のようなクノッソス宮殿に由来しています。また、ギリシャ神話の中でも有名なミノタウロス伝説で知られています。クレタの王ミノスが怪物ミノタウロスを閉じ込める為に名工ダイダロスに命じて作らせたのがこの大迷宮です。アテネから来たテセウスがミノスの娘アリアドネの手引きによってミノタウロスを退治する話は有名です。

Knossos4 現在のクノッソス宮殿は、1900年にイギリスのサー・アーサー・エヴァンスによって発見されました。ミノア文明という文明の名付け親もエヴァンスです。この発掘によってギリシャで最も古い文明が世に出ることになったのです。

残念ながら宮殿の保存状態はそれ程よくありませんが、迷宮と謳われたその複雑な建築構造は今日でも見てとる事ができます。また、広大な宮殿の遺構に当時の栄華を思い起こさずにはいられないでしょう。ミノア文明は芸術の面でも当時の先端を行っていたと言われていますが、その一部の壁画が復元されて宮殿内やクレタの表玄関であるイラクリオンの博物館で展示されています。

サントリーニ島やミコノス島などのエーゲ海リゾートも良いですが、ギリシャの歴史を振り返る上で欠かせないクレタ島もまたギリシャの旅に欠かせない要素です。(福永)

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