オルタ湖(イタリア)
オルタ湖の歴史はこの地域の他の湖と同じようにかつて氷河が削った大地に水が流れ込んで形成されました。縦の長さは約10kmで周囲の湖と比べてもそれ程大きくありませんが、この小さな湖にイタリアの湖水地方の良いところが全て詰まっていると言われます。
オルタ湖の中心は東岸の中央部に位置するオルタ・サン・ジュリオの町です。こじんまりとした町ですが、古い建物と小路が多く、ちょっと絵になる町です。
オルタ湖の中央にはサン・ジュリオ島という小さな島が浮かんでいます。オルタ・サン・ジュリオからは頻繁に船も出ているので足を延ばしてみるのも良いでしょう。中世のオルタ地域はミラノのスフォルツァ家の搾取のもとで苦難を強いられた歴史がありますが、地元の人が反旗を翻して抵抗した場所がこの島です。結局この小さな反乱はあっという間に鎮圧されてしまったようですが、17世紀頃からオルタは平和を迎えました。
サン・ジュリオ島には修道院や11世紀からある教会、富裕層の邸宅が残っています。小さな島に建物が密集しているので、こちらもまた絵になる風景と言えるでしょう。
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