4月が旬の植物 ~タマリンド~
ミンガラバー!今日はミャンマーの料理に欠かせないタマリンドをご紹介します。タマリンドは暑さに強く、東南アジアの熱帯地方に多くあります。ミャンマーにはバガンやマンダレーを中心によく見かけます。
4月からの暑い夏の季節にタマリンドの若葉が出てきます。夏の40度以上の暑さに疲れた時は若葉にピーナツ、塩、たまねぎ、海老粉などを加えてサラダにし、ご飯と食べます。又、スープにすることもでき、魚料理などにはピッタリです。酸っぱい味のあるタマリンドのサラダは夏の疲れにはちょうど良いのです。4月のタマリンドの旬にはどの家庭にもタマリンドの葉を使った料理が目立ちます。 地方の場合は、男の人はタマリンドの木に登り、家庭のおかずのために若葉を採ります。時々近所から貰うこともあります。ヤンゴンやマンダレーのような町には市場から買うことになり、旬の時は普段よりちょっと高いです。
実が出る時には人々は熟すまで待たずに未熟な実を使って漬け物を作り、ご飯と食べます。未熟の実をおろして干し海老や塩、唐辛子、ニンニクなどを加えた漬け物と温かいご飯はとても合います。
実が段々熟してくると種を取り、肉を乾かします。タマリンドを入れて作る料理は暑い夏にはピッタリです。その上、タマリンド、黒砂糖、塩を混ぜるだけで美味しいタマリンドジュースができます。タマリンドジュースは体内をきれいにすると父に言われたことがあります。タマリンドジュースはとても美味しくモテモテです。私も大好きです。又、タマリンドのお菓子もあります。タマリンドの肉を5円玉ぐらいのサイズの丸い形にして白砂糖が付いているお菓子です。甘酸っぱい味は食後のデザートとして一番です。アメのような感覚でとても美味しいです。観光客にはプレゼントとして有名です。
タイにもミャンマーのタマリンドとよく似たタマリンドがあります。でも、タイのタマリンドは甘くてそのままでも食べられます。ミャンマーのタマリンドは酸っぱい味が強くそのままでは食べられません。私も日本に来た時はタマリンドを多量に持ってきました。昨日作った料理にも入れました。
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