私の日本語学校
ミンガラバー!今日は、私が日本語を勉強した僧院(ミャンマーにある学校)をご紹介します。
私は高校卒業後(今から15年前)、何かの外国語を勉強しようと思いました。当時は、外国語を教えるプライベートの学校が少なく、しかも学費が高いです。幸いに、家からバスで片道1時間30分のところに「World Buddhist Meditation Institute」という僧院があり、そこで色々な外国語が勉強できるということを聞き、行ってみました。
日本語を含めイタリア語、フランス語、スペイン語、英語、中国語、タイ語などが勉強できます。僧長は、誰でも勉強できるようにミャンマー長期滞在中の外国人にお願いをし、学校を造ったと言われています。学費は一ヶ月300チャット(30円ぐらい)です。それは僧院への寄付のみで、先生たちは(ミャンマー人も外国人も)タダで教えてくれます。初めはミャンマー人の先生の元で勉強し、少しできるようになると、外国人の先生のクラスに入って勉強できます。誰が、どのクラスに勉強するかは決まっているわけではありません。好きなクラスで出席し、勉強できます。
様々な外国語の中で、私は日本語を選びました。その理由は、ミャンマー語と文法が同じであること(例えば、主語が一番最初で、動詞は一番最後など)と、他の外国語の先生の数と比べ、日本語を教える先生が圧倒的に多く、勉強を長く続けるのに一番だと思ったからです。
先生たちは、男女とも30代から70代までいます。教科書はなく、毎週違った課題で勉強します。例えば、地球温暖化、ビジネス、工場、生花・茶道などの日本の文化、絵本、歌など様々です。先生たちは本や新聞記事などからコピーして配って教えます(全部自費です)。ミャンマーでの業務が終わって帰省する先生たちもいれば、教えたいので、順番待ちで待っている先生もいます。時には、一ヶ月1回や2回という形(交代)で教えてくれる先生もいます。
私はそこで友達もたくさん作りました。先生たちと生徒も友達のようでした。就職前は、週二回(土・日曜日)、就職後は、週一回(日曜日)で12年間渡って勉強しました。ガイドの仕事がない限り、毎週の日曜日は私たちにとって欠かせない一日です。雨が降ろうか、蒸し暑い日であろうか、何があっても行きます。先生や友達と会う時に仕事の楽しさ、不満、つらさなどを話し合い、又午後5時ぐらいにクラスが終わると先生を含め、皆と食事に行って、終わらないぐらい話をします。
僧院のことは今でも思い浮べると、とても懐かしいです。私にとって、この僧院と先生たちと友達は一生忘れないものです。
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コメント
日本語とミャンマー語の文法が同じとはびっくりですね。でも日本人には、あのぐるぐるまきの文字はさっぱりわかりません・・・
投稿: ローリー | 2010年4月28日 (水) 23時26分