ミャンマーロンジー
ミンガラバー!今日は、夏に涼しい、梅雨に乾きやすい、冬に暖かい「ミャンマーロンジー」をご紹介します。ロンジーは着心地が良く、ミャンマーの気候に一年中適用する伝統衣類で、男女共に着用する一見、スカートのような腰巻の布のことです。詳しく言いますと、男女でロンジーの呼び名が異なり、男性のものは「パソー」と言い、女性のものは「タメィン」と言います。家にいる時も、学校、会社、結婚式、卒業式 などへ行く時もロンジーです。
普段、日常で着るロンジーの殆どはコットンですが、公式行事などのものはシルクや高級生地でできています。ロンジーは丈1メートルぐらい、幅1.5メートルぐらいの布を筒のように縫っているだけのシンプルなものです。生地や模様は様々で、それを選ぶのが女性の楽しみかもしれません。普通、一人の女性は少なくとも20枚以上のロンジーを持っていると思います。
買い物する時は、最初にロンジーを選び、その後、上に合わせるブラウスを選ぶのが一 般的です。ロンジーの値段は生地、模様、色によって異なりますが、1枚3000チャットから15000チャット(300円から1500円)ぐらいです。高級のロンジーはもっと高く、150000チャット(15000円)以上だと思います。
ロンジーと合わせて着るものは、男性の場合、シャツの方が 多いですが、女性は自分にあったものをテーラーに作ってもらいます。勿論、出来上がり(レディーメード)のものもありますが、作ってもらうほうが安いからです。作り代は一枚で3000チャット(300円)ぐらいですが、有名なお店だと10000チャット(1000円)ぐらいです。ブラウスのデザインはテーラーによって違うので、同じ模様の生地でも、様々なデザインができます。出来上がるまで一週間か2週間ぐらいかかり、自分のブラウスのデザインはどういうデザインなのかを待つのがとても楽しみです。
ミャンマーのロンジーと似たような他国のものもよく見かけたりします。日本に着たばかりの頃は、腰巻のようなものを身に付けている人を見かけた時、ミャンマー人かなあと思い、声をかけてしまいそうだった時もありました。でも、言葉を聞くとラオス人であったり、ベトナム人であったりもしました。今では見分けができるようになりました。次回は、このロンジーの着方をご紹介したいと思います。
PS:明日(6月23日)から2日間、「ベトナム観光フェスティバル」が東京国際フォーラムにて行われます。どなたでも参加できるプログラムもありますので、アジアの文化に興味のある方はお時間ありましたら、お出かけになってみてはいかがでしょうか。
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コメント
分かりやすいが実際着てみると解けて着ます。回数を重ねる事ですね。緊急事着替えるのに便利具っになりますね。
投稿: パオパパ | 2012年12月25日 (火) 20時37分