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2010年6月17日 (木)

屋台の喫茶店

Blogtemplate ミンガラバー!
 最近、雨の日も続いておりますが、今日は梅雨晴れの一日でした。
 今回は庶民文化と言えるミャンマーらしい「屋台の喫茶店」をご紹介します。
 ミャンマーを訪れると、どこに行っても屋台の喫茶店をたくさん見かけると思います。屋台の喫茶店は庶民の日常的な交流の場所で、色々な情報が広がる場所にもなっています。日本の「居酒屋」のような雰囲気に似ているかもしれません。昔は、喫茶店というと、男の人が行くところでしたが、現在では違和感なく女性も行くようになっています。それは、女性が社会に出て働き始めたからだと思います。昔は、女性は家内の仕事だけをするイメージでしたが、現在には共働きをする家庭が多くなってきています。
 現在の喫茶店の殆どには公衆電話があり、衛星テレビもあります。外国のニュースやビデオなども見れ、ワールドカップが行われている今の時は一番賑やかになっているかもしれません。ミャンマーには衛星テレビが見られる家庭が少ないからです。喫茶店で、紅茶やコーヒーを注文して長く座ってボーッとしている人もいれば、商売の話をしている人もいます。

 喫茶店では紅茶、コーヒー、ジュースやパン類などが一般的でしたが、最近は、モヒンガーや麺類のサラダなどのメニューもあります(今年の2月、帰国した時はランチなども出来る喫茶店もありました)。昔は朝ごはんは、母が作る豆が入った焼き飯やお茶でした。今では、喫茶店で朝ごはんを済ませる人が多くなってきています。朝ごはんは600チャット(60円)ぐらいで、ランチは2000チャット(200円)ぐらいです。
 2blogtemplate 喫茶店の紅茶やコーヒーは日本と違い、コンデンスミルクと砂糖をたくさん入れて作ります(植民地だった時、インド人がたくさんいたせいかもしれません)。紅茶は濃いオレンジの色に見え、とても甘くて美味しいです。濃い、薄い、ノーマルなどの紅茶の味の呼び名が色々あります。自分の好みで注文できます。お茶を注文するかどうかに関わらず店のもてなしとしてお金はいりません。おかわりも自由です。
 喫茶店は誰にとっても行きやすいところになっていて、庶民的に身近な感じです。お茶一杯は200チャット(20円)ぐらいで、たいした金額ではないので、いつでも友達や知り合いにご馳走することができます。お金に余裕があれば、一緒に座る人の為に自分が払って、お金がない時はおごってもらいます。「今、お金がないから、払ってくれよ」とお互いに軽く言え、「ありがとう」もいらないところです。屋台の喫茶店は多くの庶民の生活の中で切っても切れない存在なのです。

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