ロンジーを着てみましょう!
ミンガラバー!東京は梅雨晴れの一日です。今日は先日 の続きで、ロンジーの着方をご紹介します。
男性と女性のロンジーの着方は異なります。まず、男性の着方をご紹介します。
ロンジー全体を広げ 、左手で握っている部分をお腹のあた りまで折り、その後、右手で握っている部分をおなかのあたりまで持ってきて、交差するとこ ろで、両方の端を締めます。その後、お腹のところに入れ 込むだけです。着る時、お腹 を 凹みながら着ると、スタイル がもっとよくなるかもしれませ ん。
女性は、ロンジーを片方(左と右、どちらでもかまいません)に広げ、広げた方の腰のあ たりにロンジーを押さえながら、反対の方に引っ張ってきます。その後、腰のところに、たくし込みます。
ロンジーの着方は説明を聞くだけですと、難しく思うかもしれませんが、実際、やってみると、とても簡単です。但し、着 慣れていないと、ズレて、な かなか上手く着れない時もあります。ミャンマーの子供たちは6、7歳ぐらいの時に教えてもらいますので、若い頃から自分でできるようになります。
男性はロンジーを着る時、頭から入っても、足の方から入っても構いませんが、女性は必ず足の方から入ります。頭の方から入ると、自分の運命の力が弱くなると信じられています。ミャンマーでは、洗濯は手 作業が多いですが、どの家庭でもロンジーを洗う石鹸は分けられています。普通は、家族 全員分を母親と長女が洗濯します。但し、男女のロンジーは一緒に洗濯してはいけません。アイロンをかけた後でも、男女のロンジーを一緒には、置かず、分けてタンスに入れます。一緒にすると男性の運命の力が弱くなると考えられているからです。
現在、ヤンゴンやマンダレーなど町の若者は、西欧風にスカートやジーンズを着ている人もたくさんいますが、逆にロンジーを色々なデザインにアレンジして着る人も多くなってきています。例えば、ロングスカートのようなロンジーや、ひも付きの巻きスカートのようなロンジーなどです(庶民の衣類体験をしたい外国人の観光客にも人気があります)。普通のロンジーより少し歩きにくいですが、体にピッタリしていて、スタイルがいいので、若い女の子たちに好まれています。また、様々な生地、模様と色が揃いますので、自分でデザインできます。それが、ミャンマーの伝統衣類の一つの魅力だと思います。
素敵なベトナムの「アオザイ」や誰もが一度は着たくなる中国の「チャイナドレス」のように様々なデザインのロンジーも、ミャンマー伝統衣類として世界に知られる時がくると、いいかなと思います。
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