インレー湖特集⑧~ボートレースで祭りが最高潮に!
ミンガラバー!小雨で暑さが和らぐ一日ですね。さて、今日は先日の筏祭りの続きをご紹介します。
まず、本尊が乗る「カラウェイ」のことですが、「カラウェイ」は伝説上の鳥で、おしどりの一種だと言われています。尊い鳥なので、ビルマ王朝時代は王様がお出かけする時の船の形として使われました。貴族以外の一般の人々は「カラウェイ」の形をどのような場合にも使ってはいけませんという決まりもあったようです。15世紀ぐらいから筏を「カラウェイ」の形にして、祭りを行ってきたと言われています。
「カラウェイ」にはエンジンが付いているわけではなく、まるで筏のようです。それらを30~50人ぐらいのインダーがボート(普段より細長い、レース用)を漕ぎ、引っ張って移動させます。いくつかのボートも「カラウェイ」と一緒に湖を周遊します。
祭りの間、本尊が宿泊する村の人たちは、当日の朝早く、前日宿泊した村まで迎えに行き、一緒に村にご案内します。また、その村には近所の村の人たちもたくさん来られますので、とても賑わいます。村が人々で賑わうのは年に一度この祭りだけです。祭りの間、殆どのインダー族は仕事を休み、祭りのために全力で挑みます。
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