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2010年8月

2010年8月31日 (火)

ミャンマー観光の必需品、サンダルをもれなくプレゼント!

Blogtemp  ミンガラバー!8月の最後の日がやってまいりました。最近、弊社のオフィス近くのコンビニでは黄葉の飾りがあり、もう少しで秋かなあと思うと今の暑さがなんだか和らいで感じます。四季を楽しみ、四季によって洋服や履物などを替える日本。でも、ミャンマーでは伝統の衣類「ロンジー」と履物「ファナッ(サンダル)」が1年中変わらないものです。
 日本では靴、ハイヒール、サンダル、スリッパなど履物の呼び名が分かれているようです。ミャンマーでは全ての履物Downtownblogtemplateを「ファナッ」と呼びます。ミャンマーの庶民的な履物は「ファナッ=サンダル」です。学校や仕事用は「革のサンダル」、冬には「ビロードのサンダル」、雨季には「ゴムのサンダル」など種類は様々です。特に女性用だと、ヒモの上にビーズやプラスチックなどで作った花模様がデザインされ、とてもかわいいので若い女性には超人気です。

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2010年8月26日 (木)

ミャンマーにクメールの銅像があるのをご存知ですか?

Blogtemplate  ミンガラバー!昨日、カンボジアで添乗中の先輩からメー ルと写真が届きました。新たな仏像は発見できませんでしたが、お客様は皆発掘実習の体験を楽しまれたようです。
 ところで、ミャンマー第2の都市マンダレーで最も名高い「マハムニパゴダ」にはカンボジアのクメールの銅像が祀られBlogています。巣鴨にある「とげぬき地蔵の神様」のような人気スポットになっています。
 これらの銅像は、アンコールワットで守護神として祀られていたと言われています。15世紀 頃のタイ(アユタヤ)とクメールの戦争でタイ軍がカンボジアから持ち去り、それを16世紀頃のタイ(アユタヤ)とビルマの戦争でビルマ軍がタイから持ち帰ったものでした。

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2010年8月24日 (火)

カンボジアのバンテアイ・クディ遺跡で新たな石仏が発掘されました!

Blogtemplate  ミンガラバー!
 9年前、上智大学アンコール遺跡国際調査団(石澤良昭団長)によって廃仏などが発掘されたバンテアイ・クディ寺院から、先日(8月19、20日)新たに6体の仏像が発掘されました。13世紀頃のバイヨン様式で作られた石仏の一部でした。
上智大学ニュース
添乗見聞録(1)
添乗見聞録(2)
朝日新聞記事
倶楽部ユーラシア
 弊社が催す東南アジアの講演会(10月16日には石澤良昭氏と重枝豊氏による恒例の対談形式の講演会を催します)や、上智大学のアンコール遺跡群に関するイベントなどで石澤先生のお話をお聞きしたことがありました。当時のカンボジアは国王が変わるたび信仰する宗教も変わったと言われています。ヒンドゥー教を信仰する国王の時代には仏教が弾圧され、仏像などを切断して土に埋めさせました。仏教を信仰していた当時の国民はどういう心境で仏像を埋めたのだろうと思ったこともありました。Blogtemplate_3
 「今まで発掘された仏像などは切断されていましたが手、頭、体などはそれぞれ揃うようになっていて丁寧に埋められていました」という石澤先生のお話を聞き、仏教徒の私はとても共感できます。今回の発見も当時のカンボジア人の宗教観がもっと詳しく分かってくる発掘かもしれません。又、この新しく発掘された仏像もシハヌークイオン博物館に納められるのでしょうか。

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2010年8月19日 (木)

日本もミャンマーもお米の国

003blogtemplate ミンガラバー!
 昨日、先輩に「今日、何の日か知っている?」と聞かれました。カレンダーには記載がなかったので、戸惑っていたら別の先輩が「今日(八十八)はお米の日だよ!」と教えてくれました。ミャンマーには「お米の日」はありませんが、「農民のBlogtemplate日(3月2日)」はあり、祝日です。
 ミャンマーの稲作は昔は年に1度でしたが、今は二毛作の地域もあるようです。お米は毎年5月の下旬ぐらいに栽培し始め、10月頃に収穫します。ミャンマーのお米の生産の1位は「エヤワディー管区」です。エヤワディー管区はベンガル湾岸に面していて、年間雨量も多く、お米の栽培に最も適します。又、エヤワディ管区はデルタ地帯になっているのも、1つBlogtemplaの理由かもしれません。
 ミャンマーでは、農業用の機械などは高額なので、一般の農民にはあまり普及していません。そのため、殆どは手作業です。農民たちにとって「牛」は欠かせない働き手です。つまり、恩人なので、ミャンマー人あまりは牛肉を食べません。又、牛が亡くなった場合でも人間と同じく土葬にしたりします。

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2010年8月17日 (火)

ミャンマー行政区分と少数民族

Map1blog  ミンガラバー!
 テレビの番組などに日本の都道府県の名前や名物料理、また観光名所などがクイズでよく出題されています。私が知らない日本のことも多く、面白いのでよく見ています。時々、なんとなく日本とミャンマーを比べて考えてしまう時もあります。
 例えば、ミャンマーの面積は67万平方キロで、人口は5800万人ぐらいです。日本の2倍ぐらいの面積ですが、人口は半分ぐらいしかいません。また、日本は1都1道2府43県に分かれているように、ミャンマーは7つの管区(ヤンゴン、マンダレー、ザガイン、エヤワディー、バゴー、タニンターリ、マグェー)と、7つの州(カチン、カヤー、カレン、チン、モン、ヤカィン、シャン)に分かれています。人口の70%ぐらいはビルマ族で、カチン族は2.5%、カヤー族は0.5%、カレン族は2.5%、チン族は0.8%、モン族は4.5%、ヤカィン族は5%、シャン族は8%ぐらいで、その他は少数民族です。
 7つの管区はミャンマーの真ん中ぐらいにあり、7つの州は国境側にあります。つまり、管Kkhblog 区は州に囲まれているのです。7つの管区には人口の70%ぐらいを占めるビルマ族が多く住み、7つの州には少数民族が多く住んでいます。それぞれの州の名前はその州に住んでいる民族の名前が付いています。例えば、「シャン族」が多く住んでいる州は「シャン州」になり、「カレン族」が多く住んでいる州は「カレン州」になります。但し、1つの州に1つの民族が住んでいるわけではなく、たくさんの少数民族も一緒に住んでいます。州の中で最も大きい「シャン州」にはシャン族以外にも40種類ぐらいの少数民族が住んでいると言われています。
 少数民族は、独自の言葉と文化を持っています。勿論、ビルマ語もできます。但し、ビルマ人は少数民族の言葉が話せません。

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2010年8月12日 (木)

アセアン・アニバーサリー2010

Fukeiblogtemplate  ミンガラバー!東京の気温は32度ぐらいですが、曇り空と小雨で、あまり暑く感じませんね。ところで、今日は「アセアン・アニバーサリー2010」のイベントに行ってまいりました。皆様も行かれましたか?Lunchblogtemplate
 お昼でしたので、「屋台村」で東南アジア料理店が営業を始める頃でした。インドネシア、フィリピン、タイ料理など色々ありましたが、その中でベトナムの「フォーサラダ」をチョイスし ました。ソースが少し甘かったですが、美味しかったです。それ以外にも、東南アジア料理の材料の店やインスタントラーメMyanmarbeerblogtemplate ンなども売られていました。色々な料理店の中で、ミャンマー料理店がなかったので、残念でした。でも、以前ご紹介したミャンマービヤーだけはありましたよ!

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2010年8月10日 (火)

シャン州の州都「タウンジー」 

 ミンガラバー!今日は「タウンジー」をご紹介します。
 シャン州はミャンマーを代表する7つの州(カチン州、カヤー州、カリン州、チン州、モン州、ヤカィン州、シャン州)の中で最も大きい州で、州都が「タウンジー」です。シャン州は中国と国境が接していますので、昔から国境を通して行き来がありました。そのため、シャン州の殆どの地域では中国系の住民が多く、シャン語と中国語が一般的で、ミャンマー語はあまり使われていません。
 州都は、海抜1400mぐらいの大きな山の上にありますので、「タウンジー」と名付けられ ました(ミャンマー語では「タウン」は山、「ジー」は大きいという意味です)。静かで、のんびりしている町なのでとても過ごしやすく感じます。乾期(10~2月ぐらい)になると気温が低くなり(冬の東京と同じぐらい)、キレイな花たちも咲き始めます。但し、日本のように花見の文化はありませんので、花が咲き始めると、町の人々は「1年ってあっという間だね!」と囁くだけで、花の美を感じる人はあまりいません。

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2010年8月 6日 (金)

「アセアン・アニバーサ リー2010」

ミンガラバー!
 猛暑の日々が続いていますね。東南アジアの今の時季は雨季ですので、日本より涼しい日々が多いかなと思います。雨季が終わると、東南アジアの観光ベストシーズンがやってまいります。
 ところで、ASEANは1967年8月8日に設立されました。その日のお祝いとして日本アセアンセンターで「ASEAN Anniversary 2010」イベントが開催されます。
 イベントには、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーの映画上映会や交流会、屋台村など面白いプログラムがたくさんあるようです。8月9日(月)~12日(木)まで開催されますので、お時間のある方は是非ご参加下さいね。

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2010年8月 5日 (木)

8000体の仏像~ピンダヤ洞窟~

Blogtemplate  ミンガラバー!今日はインレー湖からバスで3時間ぐらいのところにある「ピンダヤ洞窟」をご紹介します。
 「ピンダヤ」は標高1170mぐらいの所にあります。シャン州にある小さな街ですが、国内外の観光客がよく訪れます。また、この街には、8000体の仏像が祀られている「シュエウミBlogtemplate_4ン洞窟(ピンダヤ洞窟)」があり、第一の観光スポットになっ ています。多くの少数民族が住んでいますので、彼らの素顔にも触れることができます。伝統的な手仕事である傘工房、紙工房なども見学できます。そのため、小さい町でありながらも、人気観光地になっています。
 「ピンダヤ」とはシャン語で「広大な平原」という意味ですが、この街の名前について一つの物語があります。

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2010年8月 3日 (火)

チーク材の名建築 ~ 「シュエヤンピェー僧院」

Blogtemplate

 ミンガラバー!8月に入りましたね。7月はインレー湖特集でしたが、8月はシャン州のその他の見所を紹介していきたいと思っています。さて、今日はインレー湖からバスで30分ぐらいのところにある「シュエヤンピェー僧院」をご紹介します。
 シュエヤンピェー僧院は19世紀頃にシャン族の大領主によって建てられました。当時、大領主はシャン州を訪れたイギリス植民地政権の方たちと面会した場所を記念館とし、また戦争をなくして平和になりますように、という思いで造ったようです。建物の名前も平和の意味で、「ヤンピェー」と付けられました。「シュエ」は「ゴールド」で、ミャンマーにあるパゴダや僧院などの殆どの名前に付くLastblogtemplate言葉です。すぐ近くにパゴダがあり、今では、周辺にある村々の信仰の象徴になっています。
 ミャンマーでは質のいいチークは高級品です。王朝時代や植民地時代にはお金があっても、自由に買えませんでした。貴族やイギリス人だけが購入する権利を握ったようです。王様や貴族が住んでいた建物などはチークででき、彼らが造った僧院なども同様でした。植民地時代になると殆どのチークはイギリス人によって外国に輸出されました。残念なことに、建物の保存がうまくいかず、壊れてしまったものも多く、現在、残っている建物の数はとても少なくなっています。その為、昔の建物を保存し、その良さを現代の人々に伝える為、見学だけできる建物もあります。

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