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2010年8月10日 (火)

シャン州の州都「タウンジー」 

 ミンガラバー!今日は「タウンジー」をご紹介します。
 シャン州はミャンマーを代表する7つの州(カチン州、カヤー州、カリン州、チン州、モン州、ヤカィン州、シャン州)の中で最も大きい州で、州都が「タウンジー」です。シャン州は中国と国境が接していますので、昔から国境を通して行き来がありました。そのため、シャン州の殆どの地域では中国系の住民が多く、シャン語と中国語が一般的で、ミャンマー語はあまり使われていません。
 州都は、海抜1400mぐらいの大きな山の上にありますので、「タウンジー」と名付けられ ました(ミャンマー語では「タウン」は山、「ジー」は大きいという意味です)。静かで、のんびりしている町なのでとても過ごしやすく感じます。乾期(10~2月ぐらい)になると気温が低くなり(冬の東京と同じぐらい)、キレイな花たちも咲き始めます。但し、日本のように花見の文化はありませんので、花が咲き始めると、町の人々は「1年ってあっという間だね!」と囁くだけで、花の美を感じる人はあまりいません。

Blogtemplate タウンジーには、シャン族と少数民族が多いですが、中国系の住民も多く住んでいます。中国語の学校もあり、昼の学校が終わると中国語の学校に通う子供たちもいます。シャン州に住んでいるミャンマー語と中国語ができる20~30代の若者たちはヤンゴンやマン ダレーなどの大きな町に出て仕事をする人が多くなってきています。ちなみに、今年の2月に一時帰国しましたが、近所の若者たちは中国語は国際共通用語になると思い、熱心に勉強していました。Blogtemplate_4
 タウンジーの年間の気温は5~25度ぐらいなので、熱々のシャンの麺料理が主食です。ビルマ族の「モヒンガー」のように、シャン族は麺料理を1日で朝、昼、夜と何回食べても飽ることなんかありません、と聞いたことがありました。また、シャンの独自の味付けのシャン風中華料理も美味しいです。
 シャン州には新鮮な野菜が多いです。鉄分が多く含まれている赤い土地なので、栽培される全てのものが美味しいです。有名なのは、お米(ねばねばしていて、日本のお米と似Blogtemplate_3ていると言われています)、麦、ひまわり(油を採りますが、種も美味しいのでよく食べます)、ゴマなどです。
 インレー湖やタウンジーに住んでいる人たちは、気温がいくら低くても毎日冷たい水を浴びます。なれていますので、風邪なんか引きません。ガイドの部屋にはシャワーしかありませんが、お湯が出ますので、とても助かりました。それでも、南部の私にとっては、とてもBlogtemplate_2寒く感じます。でも、爽やかな地域のインレー湖、タウンジーが好きです。
 インレー湖ピンダヤ、タウンジーなどへ移動する時、車窓から見える畑の風景はとてもきれいです。ヤンゴンやマンダレーなど乾燥地である中部・南部にあまり見られないシャン州ならではの風景が私は大好きでした。

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