カンボジアのバンテアイ・クディ遺跡で新たな石仏が発掘されました!
ミンガラバー!
9年前、上智大学アンコール遺跡国際調査団(石澤良昭団長)によって廃仏などが発掘されたバンテアイ・クディ寺院から、先日(8月19、20日)新たに6体の仏像が発掘されました。13世紀頃のバイヨン様式で作られた石仏の一部でした。
・上智大学ニュース
・添乗見聞録(1)
・添乗見聞録(2)
・朝日新聞記事
・倶楽部ユーラシア
弊社が催す東南アジアの講演会(10月16日には石澤良昭氏と重枝豊氏による恒例の対談形式の講演会を催します)や、上智大学のアンコール遺跡群に関するイベントなどで石澤先生のお話をお聞きしたことがありました。当時のカンボジアは国王が変わるたび信仰する宗教も変わったと言われています。ヒンドゥー教を信仰する国王の時代には仏教が弾圧され、仏像などを切断して土に埋めさせました。仏教を信仰していた当時の国民はどういう心境で仏像を埋めたのだろうと思ったこともありました。
「今まで発掘された仏像などは切断されていましたが手、頭、体などはそれぞれ揃うようになっていて丁寧に埋められていました」という石澤先生のお話を聞き、仏教徒の私はとても共感できます。今回の発見も当時のカンボジア人の宗教観がもっと詳しく分かってくる発掘かもしれません。又、この新しく発掘された仏像もシハヌークイオン博物館に納められるのでしょうか。
ミャンマーでは、1世紀頃から精霊である「ナッ神」が信仰され、11世紀頃には仏教が栄
え始めたと言われています。但し、バガン王朝(11~13世紀頃)、タウングー王朝(14~18世紀頃)、アラウンパヤー王朝(18世紀頃)など、王朝や国王が変っても仏教を信仰すること自体が変わることはありませんでした。そのため、宗教に関わる対立もありませんでした。戦争などで壊されたパゴダや寺院などもあまりありませんでした。そして、現代に至るまで自由信仰を受け入れ、キリスト教、ヒンドゥー教、イスラム教など様々な宗教が混じりあって存在しています。バガン遺跡にある寺院などの壁画や寺院の造り方などにも様々な宗教の影響が見られます。上の写真はバガン遺跡「ナンパヤー」寺院にあるヒンドゥー教の影響を受けた彫刻です。
ちょうど今、石澤先生にご同行頂く弊社ツアーがシェムリアップを訪れています。そして、明日(8月25日)は先生の特別な企画で参加メンバーが実際にバンテアイ・クディで発掘実習の体験を行う予定です。ひょっとすると、土から新たな発見 があるかもしれません。帰国する先輩の話を聞くのが今から楽しみです!
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