パオ族の大移動~カッグ遺跡のお祭り
ミンガラバー!祝日が多い今週、国内・外にお出かけする人々も多いと思います。しかも、今週末には旅行博のイベントが行われますね。
さて、今日はパオ族が寝泊まりしてまで楽しく参加するお祭り「カッグ遺跡のお祭り」をご紹介します。
カッグ遺跡の祭りは毎年2度(11月と3月)、1週間ぐらいにわたって催されます。どちらが盛大かの特別な区別はありま せん。両方ともパオ族にとって盛大な催しです。ユーラシア旅行社の2010~2011年のミャンマー方面のツアーでは祭り の最も賑やかな最終日である満月の日(11月21日と3月19日)にご案内させて頂きます。
有名なカッグ遺跡のお祭りと言ってもパオ地帯の飾らない雰囲気そのまま、素朴に催される祭りで、色鮮やかな伝統衣装をまとって微笑みあふれるパオ族と出会えます。周辺に 住むパオ族だけでなく、遠いところに住むパオ族まで家族全 員又は村中のパオ族が集まります。それらのパオ族は家族旅行のようにテントや鍋、服、毛布などの日常生活用品を持って牛車やトラックなどでやって来ます。10キロ、20キロ以上離れる地域から歩いて来る人も多いようです。彼らは日帰りは無理なので、遺跡の周辺に牛などを放し、その隣にテントをはって祭りが終わるまで寝泊まりして参加します。
パオ地帯には5日間に1度の市場がありますが、それ以外必要需用品を買うにはタウンジーにある市場まで行かなければなりませんので祭りのバザールも彼らのショッピングの 場所です。祭り中、毎日遺跡の仏塔にお参りを済ませた後、舞台で演じられる民族舞踊や歌などを楽しみ、お腹がすいたらテントに戻って家族と一緒に食事を取り、昼寝を取って、又午後におやつを食べて一日中祭りを満喫します。パオ族にとってカッグ遺跡のお祭りの期間1週間は極楽そのものなのです。
カッグ遺跡のお祭りはインレー湖の筏祭りやタウンジーの気球祭りなどと同様にシャン州を代表するお祭です。筏祭りや気球祭りと比べれば、参加する人は殆どパオ族だけで、少し落ち着いた素朴なお祭かもしれませんが、それこそがカッグ遺跡のお祭りの1つの魅力だと思います。人が多く参加する賑やかで興奮するお祭りも勿論楽しいのですが、遺跡のすぐ隣で穏やかに行われるカッグ遺跡のお祭りは国内・外の観光客にとって仏教遺跡を身近に感じながら、笑顔のパオ族を見るだけで誰でも時間を忘れてしまいそうな雰囲気だと思います。
・添乗員聞録
お知らせコーナー
今週末(9/25・26、土・日)に旅行博のイベントが行われます!海外旅行がお好きな皆様にとって旅行先の新しい魅力や最新の情報が手に入ると思いますので、お時間ありましたらどうぞご参加くださいね。
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