シャン・ルェエイ (シャン・バッグ)
ミンガラバー!
子供たちの夏休みが終わり、昨日から学校が始まりましたね。ランドセルを背負って学校に行く子供たちを見かけると、シャン・ルェエイをかけて学校に行く母国の子供たちを思い浮かべます。
ミャンマー語ではバッグを「エィ」と言います。履物とは違い、バッグの呼び名はたくさんあります。横にかけるバッグを「ベーエィ(ベー=横)」、うしろにかけるバッグを「チョーポーエィ(チョーポー=背負う)」などです。でも、学生用のバッグだけは名前が異なり、「ルェエイ」といいます。発音がちょっと難しいですね。
ところで、今日のテーマーはミャンマーの学生の子供たちの愛用「シャン・ルェエイ」です。学生用のバッグは作る民族によって名前が異なります。ミャンマー行政区分と同様で、シャン族のルェエイが「シャン・ルェエイ」、ヤカイン族のルェエイは「ヤカイン・ルェエイ」です。殆どの少数民族が独自の民族用のルェエイを作っていますのでデザイン、色、サイズの種類はたくさんありますが、形は同じです。その中で、人々に最も愛用され、シャン州だけでなくミャンマー全国で利用されているのは~「シャン・ルェエイ」です。
シャン・ルェエイはサイズが大きく、シンプルなデザインで作られています。安くて丈夫で、使いやすいです。そのため、学生だけでなく、農民たちも仕事用として使っています。最大の特徴は開口部が広く、物が出し入れしやすいことです。カバーがないのに物が落ちにくくなる工夫もなされています。例えば、奥深くすることです。それが人気の理由の一つかもしれません。一枚2,000~5,000チャット(200~500円)ぐらいです。
日本では小学校用のバッグは殆どランドセルだと思いますが、ミャンマーでは昔から現在まで「ルェエイ」を使う人が多いです。ヒモが長いので、脇の下にヒロを下ろして頭の上からバックして、リュックのように背負う人もいれば、暑い時に帽子の代わりにルェエイのヒモを頭にかける人もいます。皆様も、いつかミャンマーに訪れる時、旅行中に使ってみてくださいね。日本へ持って帰っても、エコバッグのように使えるかもしれません。又、お土産にもいいかもしれませんね。
ところで、ミャンマーを訪れるお客様全員に現地手配会社が作った「オリジナルバッグ」をもれなくプレゼント致します。柔らかくて使いやすく、観光用にはとても便利なバッグで弊社からのプレゼント「サンダル」ととても似合うのではないかと思います。
お知らせ:
お待たせいたしました。「2010~2011年 秋・冬・春」のアジ ア方面のパンフレットが来週末ぐらいに出来上がります。来年3月頃までのツアーが載っています。ちなみに今年の表紙はミャンマーの仏教遺跡バガンです。皆様のパンフレット請求をお待ちしています!是非ご覧になってくださいね。
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