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2010年9月 7日 (火)

ミャンマーの日本語ガイド

 ミンガラバー!
 9月に入ると涼しくなるかなと思いましたが、そうでもない毎日です。でも、秋がもうすぐなのでとても楽しみです。今はミャンマーもまだ雨季ですが、雨がだんだん少なくなり乾期を迎える頃です。雨が少ない中部(バガン遺跡…)、北部(インレー湖…)は来月頃から観光ベストシーズンになり、国内外の観光客で賑わいます。インレー湖を代表する筏祭り、州都「タウ ンジー」の気球祭り、カッグ遺跡祭りなども近づいてきていますので、地元の人々は準備などで興奮しているはずです。
 先日ミャンマーにいるガイドの友達からメールが来ました。6月頃からガイドの仕事が少Kksblogtemplateくなりましたが、ずっとピークシーズンに向かって日本語能力をアップするために勉強していますよ!と書いてありました。それを見てガイドをしていた時の自分と仲間のガイドたちを思い浮かべてしまいました。

 ミャンマーで日本語のガイドの資格を取るのはそれほど難しくはありませんでした。日本には旅行業に関する国家試験などがあり、それを取得するだけでメリットがあると思いますが、ミャンマーでは観光ガイドの免許取得の研修しかありません。自分で勉強して免許を取得するため研修(2週間ぐらい)を受けます。研修が終わると筆記試験と面接があり、それに受かれば免許が取れます。
 しかし、初心者が実際仕事をもらえるのはとても難しいものです。Chawblog お客様を迎えてから見送るまで(1、2週間も)日本語だけで説明などしなければなりませんので会社に自分の日本語能力を信頼してもらえないからです。
 当時日本語を一緒に勉強した友達は5人いました。私たちは2000年ぐらいに日本語ガイドの免許を取得しましたが、当時は「食べる」「飲む」のような簡単な日本語しか話せませんでした。先輩たちの殆どは日本から帰って来た人が多く、ぺらぺらでしゃっべているのをみると、とても心細かったです。それを聞くだけで出来る日本語も忘れてしまいそうでした。それで、皆で相談し、日本語をもっと話せるように何かの仕事(ガイド以外)をしようと思いました。それで、日本語学校(僧院)に週2回通いながら、外国人専門のお土産会社に皆就職しました。幸いにも私たちが働いた会社には日本人のお客様が多く日本語をたくさん話すことが出来ました。それから、5年間ぐらい働き、日本語専門の旅行会社に就職してガイドになりました。ミャンマーにいる友達の殆どは今でも日本語学校(僧院)に通っています。
 例年のように10~3月頃まで色々な外国語のガイドさんたちの最も忙しいピークシーズンがもうすぐやってまいります。今年もいつものように忙しくなって欲しく願っています。次回からシャン州の州都タウンジーの気球祭りやカッグ遺跡などをご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。

お知らせコーナー
写真家BAKU斉藤のカンボジア写真展が今日から9月16日(木)まで日本アセアンセンターで行われます。ご興味のある方は、足を運んでみてくださいね。

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