2010年10月
2010年10月28日 (木)
2010年10月26日 (火)
チャイティーヨーの名物~トラックバスと、かごかき!
ミンガラバー!
チャイティーヨーパゴダを紹介する際、お話ししないわけにはいかない地元の人たちをご紹介します。
チャイティーヨー山は標高1000m以上ありますが、半分ぐらいの高さ(ヤティ山)までトラックバスで行けます。但し、日本 のような大型バスではなく、チャイティーヨー山専用の独特のトラックバスです。屋根がない!しかも、背もたれがないベンチのような席しかないトラックです。そのトラックで、登山道を乗っていきますので、とてもどきどきします。愛称で「登山ジェットコスター」とも呼ばれています。写真では、たくさんの人が乗っていますが、ツアーのお客様は貸切なので、心配しないでくださいね!
2010年10月21日 (木)
命がけの修復作業
ミンガラバー!
先週末のアジアフォーラムでは遺跡の保存修復がテーマでしたが、水や草などが遺跡を破壊する原因になると石澤先生がお話されていました。
そこで、今日はチャイティーヨーパゴダの修復作業のこと (金箔の張替え)を少しご紹介したいと思います。
ミャンマーには他の国々と比べ、黄金又は黄色い色に輝いているパゴダが多いと思います。それは、ビルマ人の仏教徒たちは宗教の対象であるパゴダや仏像がいつまでもきれいにいてほしいという気持ちで修復作業を続けているからです。パゴダにお参りに行くと必ず毎回お金を寄付します(私も)。その寄付金でパゴダは3年又は5年ぐらいに1度修復を行うようになっています。
お釈迦様の聖髪が納められている巡礼地の「チャイティーヨーパゴダ」も同様です。いつ も黄金で輝くこのパゴダは普通のパゴダより金箔が落ちやすいです。毎年の大雨や台風などでも金箔がはがれることが多いので、3年に1度ぐらい新しく金箔を貼りなおす作業を行うようになっています。
ミャンマーにあるパゴダの殆どの修復は竹材を使います。チャイティーヨーパゴダは空中に位置しているようなものなので、修復作業はとても難しく、それを行う人々にとっても命の保証がないと言っても過言ではありません。勿論、ここでも修復作業には竹材ばかりが使われています。又、12~3月頃にかけて参拝客が最も多く訪れる時期に間に合うように行われていますので、雨季が終わってすぐの時期(10月頃)に、すべすべしている石に足場を作るのがとても難しいそうです。
2010年10月19日 (火)
「東南アジアの古代遺跡」フォーラムが大好評でした!
ミンガラバー!
先週末(10月16日)に「東南アジアの古代遺跡~その発見から再生の歴史」フォーラムを開催いたしました。ご来場の皆様、どうも有難うございました。来場できなかった皆様にもインターネット中継をさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
今回は「その発見から再生の歴史」というテーマ通りアンコールワットやボロブドゥールなどが発見された頃から現代までのことが話され、大好評でした。講演してくださった石澤先生、重枝先生の遺跡保存に対する熱い思いも大変強く伝わってきます。
寺院建設当時のカンボジア人やインドネシア人、又はビルマ人たちの仏教やヒンドゥー教に対する心そのものが長い時間に渡って現代まで見る人々を圧倒させるような大きな規模の遺跡を造る原動力になったのだと思いました。
2010年10月15日 (金)
アジアフォーラムのお知らせ!
ミンガラバー!
ユーラシア旅行社の自然・人間・文明フォーラム「東南アジアの古代遺跡~その発見から再生の歴史」が明日(10月16日、土曜日)星陵会館にて催されます。石澤良昭氏(上智大学学長)、重枝豊氏(日本大学教授)が東南アジアの古代遺跡についてお話します。
事前にご予約が出来なかったお客様も、お座席の余裕が まだございますので、ご気軽にお越しくださいませ。
私もミャンマーの民族衣装を着てスタッフの1人として参加します。
では、明日お待ちしておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
2010年10月14日 (木)
ミャンマーで最も不思議な巡礼地「チャイティーヨー」~シュエナンチンの伝説
ミンガラバー!
今日はチャイティーヨー山の神「シェエナンチン」のことをご紹介します。
チャイティーヨー山にカレン族の女性の神が祀られています。農民の娘だった彼女は美女でしたので、当時の周辺の村々によく知られていました。17世紀頃の王朝時代は地域を問わず、きれいな女の子は王族や偉い人たちにスカウトされることがあったようです。シュエナンチンもカレン州に住んでいたのにも関わらず、モン州の王様と結婚することになりました。
ミャンマーでは昔から仏教と共に「ナッ」信仰が普及していました(ポッパ山)。そのため、結婚する時は必ずそれぞれ両方の地域の「ナッ」を祀らなければならないという言い伝えがありました。それを守らないと災いを受けるなどの古い考え方をする人も未だにいます。
2010年10月12日 (火)
ミャンマーで最も不思議な巡礼地「チャイティーヨー」~Ⅱ
ミンガラバー!今日はチャイティーヨーパゴダの歴史をご紹介します。
チャイティーヨーパゴダの歴史はとても古く2500年前頃から始まります。かつて、モン州の首都だった「タトゥン」という町は2500年前は仏教が栄えたところでした。お釈迦様はタトゥ ンの人々に説教をするため1週間ぐらい滞在したこともありました。その間ずっとお釈迦様の近くにいてお世話をした3人のお坊さんがいました。帰る前にお釈迦様が3人のお坊さんに聖髪(1本ずつ)をくださったことがチャイティーヨーパゴダの始まりです。
お坊さんたちはお釈迦様の尊い聖髪を大切にしてそれぞれの修行の為に別れました。その中の1人は聖髪から心身ともに離れたくないと思い、自分の髪の毛の中に入れて、大切にしていました(当時のお坊さんは現在とは違い、長い髪の毛があります。髪を結び、三角形の細長い帽子をかぶって修行していました。今でも、当時のお坊さんの格好をして修行しているお坊さんたちはチャイティーヨーパゴダの近くで修行しています)。彼は1人でチャイティーヨー山の上で長年修行していました。
2010年10月 7日 (木)
ミャンマーで最も不思議な巡礼地「チャイティーヨー」~Ⅰ
ミンガラバー!今日からチャイティーヨーパゴダのことを少しずつ紹介してみたいと思います。
ミャンマーの仏教徒なら1度は必ず訪れたいと願う屈指の巡礼地「チャイティーヨーパゴダ」はチャイトー(モン州)という町のチャイティーヨー山(海抜1000m以上)の頂上に建てられています。
チャイティーヨーパゴダは人々が金箔を張り続けましたので、黄金で輝いていますが、実は写真のように変った形をしている巨岩です。その下には高さ8mぐらいの岩壁があります。岩壁と黄金の巨岩は100%接しているわけではありません。岩自体は岩壁から半分ぐらい、はみ出しています。しかも、接している部分のうち3分の2は離れています。でも、それはすぐに落ちそうに見えますが、絶対に落ちません。
2010年10月 5日 (火)
モン州のジャムはいかが?
ミンガラバー!
ミャンマーの仏教徒たちにとって最も重要な巡礼地の1つである「チャイティーヨーパゴダ」はチャイティーヨー山の上に建てられています。今日はチャイティーヨー山が位置する「モン州」のことを少しご紹介します。
モン州はミャンマーの南の方にあり、海岸沿いに位置しています。面積は1万2千平方キロ(秋田県?)ぐらいで、その 一部はタイと国境を接しています。州都は「モーラミャイン」です。モン州の人口は250万人ぐらいで、モン族が多く住んで いますが、他の少数民族たちも住んでいます。水に恵まれる地域なので、主な職業は農業です。
モン州はドリアンやマンゴースチン、ザボンなどが多く取れ、それらを使って作るジャムも名物です。チャイティーヨー山は「チャイトゥ」という町の近くにあり、チャイトゥの町はジャムで有名な町です。チャイトゥの町に入ると、ドリアンやザボン、パイナップル、マンゴーのジャムなどのお店をたくさん見かけます。
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