チャイティーヨーの名物~トラックバスと、かごかき!
ミンガラバー!
チャイティーヨーパゴダを紹介する際、お話ししないわけにはいかない地元の人たちをご紹介します。
チャイティーヨー山は標高1000m以上ありますが、半分ぐらいの高さ(ヤティ山)までトラックバスで行けます。但し、日本 のような大型バスではなく、チャイティーヨー山専用の独特のトラックバスです。屋根がない!しかも、背もたれがないベンチのような席しかないトラックです。そのトラックで、登山道を乗っていきますので、とてもどきどきします。愛称で「登山ジェットコスター」とも呼ばれています。写真では、たくさんの人が乗っていますが、ツアーのお客様は貸切なので、心配しないでくださいね!
途中のトラックバスの終点である「ヤティ山」から頂上までは坂道が多く、1時間ぐらい歩きます。あるところは45度ぐらいの坂道です。自分の足で苦労し、山を登ってパゴダにお参りに行くことが最も功徳を積むことになるので、参拝客の殆どは歩きます。ただ、頂上に宿泊するため、荷物を多くもっていく人が多く、その為に欠かせないのが荷物を運んでくれる
地元の子供たちです(往復6~8千チャット/600~800円ぐらい)。15、16歳の若者が多いですが、10歳ぐらいの子もいます。学校の休み(土・日)に小遣い稼ぎのため運ぶのです。又、人が乗るカゴを4人で運ぶ大人の人(20歳以上でないとこの仕事は出来ません)たちもいます(往復2~3万チャット/2~3千円ぐらい。ツアーのお客様も時々利用されていました)。
高校を卒業すると、大学に行く人もいますが、殆どは農業の傍らチャイティーヨーパゴダにきて、これらの仕事をする人が多いようです。毎年、観光ベストシーズン(毎年10~3月頃)になると、村から引越してきて住み込んで仕事をします。 観光シーズンが終わると、村に戻り、農業をやるのが一般的です。
ガイドをしていた時、チャイティーヨーパゴダの登山は最もきつく感じました。でも、自分の隣に15歳ぐらいの子が重い荷物を運んで山を登っているのを見ると、「負けちゃダメ!」と思い、頑張って登ったことも何回かありました。重い荷物を運んで登山している彼らを見るたびに、勇気づけられたことを今も思い出します。これからミャンマーを訪れるお客様も是非頑張ってチャイティーヨー山を登ってくださいね(途中からでもカゴに乗ることができますので、ご心配はいりません!)。
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