古都「マンダレー」
ミンガラバー!
寒い日々が続き、冬ももうすぐですね。でも、乾期に入ったミャンマーは25~30度ぐらいの日々が続いています。
今日からミャンマー第二の都市「マンダレー」を紹介していきます。
マンダレー管区は7つの管区(ミャンマー行政区分を参照)の中の一つで、その首都がマンダレー市です。マンダレー市はミャンマーのほぼ中央部の乾燥地帯にあり(バガン遺跡もマンダレー管区の中にあります)、乾期(11~2月頃)は涼しい日々が多く、過ごしやすいですが、夏(3~6月頃)は40度を越え、とても暑いです。マンダレー市の人口は100万人ぐらいで、ビルマ族が多く住んでいます。中央部にある上、交通も便利な町なので、全国からの民族が多く集まり、シャン州の南部(タウンジーなど)と東部(チャイントンなど)の周辺に住む中国系の人たちも多いです。町の郊外には茶色の肌と黒い髪を持つビルマ人が多く、町の中心部に行くにつれ中国系の人を多く見かけます。中国人の商社や中華料理のレストランが多いので、ダウンタウンだけを見ると中国人の町のように見えるかもしれません。
マンダレー市は旧首都ヤンゴンの次に経済、宗教、文化が集中している古都なので、日本でいうとまるで大阪のような町でもあり、文化遺産の古都であることを考えると京都や奈良とも言えます。機織、彫刻、金箔、刺繍などの家業を継ぐ人が多く生活しています。
ただし、第二の都市とは言え、市内の交通は車より自転車の方が多く、朝晩のラッシュアワーなどにはマラソンのように多くの自転車が走っているのも見られます。マンダレー市の交通に関する一つの面白いところは、たくさんの車やバイク、自転車などがお互いに左右を見ながら、事故を起こさないように上手に走っていることです。勿論、交通ルールや法律などがありますが、間違ってルールを破ったとしても、笑顔で交渉しながら済ませる人が多いようです。お互いにもめることや喧嘩することなく、おまわりさんもいりません。
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