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2010年11月30日 (火)

マンダレーの僧侶たちの托鉢風景

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 今日は、マンダレーの僧侶たちの独特な托鉢の様子を少しご紹介したいと思います。
 ミャンマーの僧侶の食事は朝食と昼食の1日2回です。僧侶の多くはお粥などで朝食(朝5時頃)を済ませ、僧院の掃除や僧長の世話をした後、朝の8~9時ぐらいに昼食のため托鉢に出かけます(朝食のため托鉢する僧侶もいます)。
 普段は傘(僧侶用の傘)やスリッパ(僧侶用)などで学校や外へお出かけしますが、托鉢する際には素足でなければなりません。勿論、ご飯やおかずをさし上げる方も素足です。寒い時期、暑い時期、雨期など関係なく素足です。

  ヤンゴンは人口が多いですが、僧侶の数がマンダレーに比べるとそれほどでもありません。そのため僧侶たちは徒歩で僧院の近くにある家などに托鉢に出かけますが、マンダレーでは、僧侶の人口が圧倒的に多いため、僧院の近所にある家だけでは足りず、遠いところまで托鉢に出かけます。勿論、徒歩では無理なのでバスなども使います。
 マンダレー市内を走るバスなどは民営が多いですが、托鉢時間内は僧侶たちを無料で乗せます。それは、マンダレーだけにある僧侶と市民の間の一つの文化です。実は、マンダレーでは自転車やバイクなどを持っていない人はいません。市民の殆どは自分の自転車やバイクで移動するので、市内バスなどはあまり使いません。だから、バス運行数がとても少なく、バス1台と1台の間はかなり時間が空いてます。そのため、どのバスも満員になり、僧侶も市民と同様にバスの後ろや屋根の上の方にまで乗るようになっています。これはマンダレーの僧侶の独特のスタイルです(ヤンゴンでは、僧侶がバスの屋根に乗ることはまずないと思います)。
 マンダレー市民と僧侶たちの独自の文化はまだまだ沢山あります。皆様もマンダレーを訪れる時には、身近に感じてみてくださいね。

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