マンダレーの職人区
ミンガラバー!
ミンドン王は新しい都を造った時、同じ職業をもつ人たちを同じ区に住むように定めました。同じ職業で生活する人たちが近くに住み、お互いに努力しあい、いい商品を造り出せるように考えたと言われています。区の名前は、刺繍で生活する人たちが住む区は「刺繍の区」、彫刻で生活する人たちが住む区は「彫刻の区」などと職業の種類で呼ばれていました。それは今日でも変りません。その他にも、「金箔の区」や「商人の区」などがあります。
当時、最も有名だった職業は刺繍(貴族や大臣などの衣類は刺繍で作られていました)や、金箔を作る作業(国王は仏教に力を入れましたので、当時から仏像やパゴダなどに金箔を貼る人々が多くいました)などです。現在でも金箔の産業と大理石の彫刻の作業は繁栄しています(現在では、刺繍は飾り物にしか使われていません)。マンダレー市の近くには、大理石の産地もあり、大仏や観音様の彫刻が多く作られています。それらの殆どは中国に輸出されています。
それらの職人さんたちの商品は、観光客にも人気があります。お土産として購入する人も多いようです。ミャンマー伝統の技術がこれからもずっと繁栄できれば、いいですね。
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