白い袈裟をまとうポートゥードーたち
ミンガラバー!
今日は、アマラプラのマハーガンダヨン僧院で修行している子供たちをご紹介します。
僧侶の袈裟は国によって色違いがあり、タイやラオスは黄色ですが、ミャンマーは濃い赤や茶色が一般的です。例外とし て、このマハーガンダヨン僧院には、白い袈裟をまとう子供たちがいます。
かつては、僧院などで僧侶の世話をしながら修行する人たちがいました(現在は、少なくなってきています)。彼らのことを「ポートゥードー」と呼びます。「僧院に住むお爺さん」という 意味で、白い服(袈裟のようなもの)を着て、修行します(男の人だけがポートゥードーになれます)。僧侶が托鉢に出かける際、隣で寄付の品々を運んだり、寄付金を使って僧院の必要なものを買ったり(僧侶はお金を使うことが出来ませんの
で)などを行います。
ポートゥードーは元々僧院に住むお爺さんという意味ですが、このマハーガンダヨン僧院には子供のポートゥードーたちが生活しています。夏休みに仏教を勉強する子もいれば、孤児でこの僧院で暮らすようになった子もいます。又、大きくなると、僧侶になりたくて、僧院の生活に慣れるために修行している子もいます。
その子供たちは白い袈裟を着て、僧侶たちの生活とほぼ同じような毎日を過ごしています (1日2食にも慣れています)。先輩の僧侶に教えてもらい、自分の袈裟を自分で洗濯し、自分が使うものを自分で洗います。仏教の勉強もします。時々、普段の子供と同様に暇な時に遊んだり、走ったり、し
ゃべったりなどもします。それから、8歳か10歳ぐらいになり、僧侶の生活をほぼできるようになった子たちは茶色の袈裟を着せてもらい、僧侶になります。托鉢なども自分でするようになります。
ガイドの仕事でマハーガンダヨン僧院に行くたび、それらのポートゥードーたちの生活ぶりを見て感動するお客様もたくさんいらっしゃいました。私も、ご飯を少し残して、鳥にエサをやる子や、先輩たちのように自分も真面目に修行しようとする彼らを見て、子供ながら尊敬したことを思い出します。
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