【共通テーマー】もしも私が過去の偉人として生まれ変わるなら~
ミンガラバー!明けまして、おめでとうございます。
去年の12月に「フィンセント・ファン・ゴッホ展」を見に行きました。週末のせいか、すごい人混みでした。
来日してから、19 世紀の様々な画家たちの絵画を見に行ったりしていましたが、行くたびにミャンマーとは違って、絵画に興味をもつ日本人がたくさんいることに気付きました。
ミャンマーにも19世紀頃の画家たちはいましたが、現在まで残っている名画などは国立博物館の中にしか、展示されていません(他の国とは違い、国の所有物が殆どですので)。また、名画などは一般の人々にあまり知られておらず、庶民もわざわざ国立博物館などに見に行きません。大学などでは、絵画専門の学生が多数いますが、一般の人たちは絵画に興味を持つ人は少ないと思います。又、日本のように外国の作品を中心とした展覧会を開くこともありませんので、世界の名画などを見るチャンスはめったにないと思います。私も日本に来るまでは、モネもフェルメールも、ゴッホも知りませんでした。
ゴッホの絵の鮮やかな色と立体感には、とても興奮させられました。又、私が最も気にいった絵 は、「ファン・ゴッホの部屋」です。窓やドア、ベッド、椅子、部屋に飾った絵画、床などがどれも立体感があり、とても面白く感じました。ゴッホは、生きていた時に描いた絵は殆ど売れず、アルルで一緒に生活していたゴーギャンに自分が書いた自画像の耳がおかしいと言われた後、自分の耳を切ったことや、わずか37歳で自殺したことなどを知ると、とても残念に思いました。
ミャンマーでは、自殺をする人はとても少ないと思います。それは、誰でも幼い頃に受けた宗教の授業などの影響です。「現世で自殺をすると、人間として生まれ代わるたびに繰り返して自殺をしてしまう」という教えです。その回数は、500回も続くと教えられています。その教えのおかげで、日本よりも経済的にはずっと貧し い国ではありますが、自殺する人は非常に少なく、あまり聞いたこともありません。
もし、私が来世にゴッホとして生まれ変われたのなら、19世紀のゴッホの年の2倍ぐらいまで長生きをして、たくさんの絵を描きたいです。また、オランダに生まれたゴッホは生涯を通じて、フランス各地に移り住みましたが、ヨーロッパだけでなく、彼が愛した日本も、その他の国々にもたくさん旅したいと思います。それに、先進国だけでなく、東南アジアも含め、世界の隅々まで、自分の絵を見てほしいと思います。
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