マハーガンダヨン僧院の食事風景
ミンガラバー!
今日は、アマラプラにあるマハーガンダヨン僧院の僧侶たちの食事の風景をご紹介したいと思います。
このマハーガンダヨン僧院は仏教の戒律を厳しく守り、守れる若い僧侶たちを育っていく僧院としても、有名です。全国最大級の僧院で、アマラプラやマンダレーだけでなく、全国に知られています。そのため、全国から様々な希望を持つ僧侶たちが集まってきて、修行しています。現在、修行している僧侶は1,000人近くいます。仏教の大学に通いながら一生懸命勉強している僧侶もいれ ば、この僧院での勉強を重ね、地元の僧院で修行するという僧侶もいます。
毎日一斉に食事をするのが、この僧院の1つのルールです。僧侶たちは、毎日朝8時ぐらいに托鉢に出かけ、10時ぐらいに僧院に戻ります。10時15分ぐらいには、寮から出て、僧院の前に並び、食堂室で一斉に食事をします。食事をする時は、托鉢先の寄進者に感謝しながら食べるのもルールの1つです。
この僧院の僧侶たちをできるだけサポートしたいという寄進者も多いです。その中で、僧侶たちの食事を寄付する人もいます。1日の食事を1人で寄付する人もいれば、親戚や地域の皆の寄付を合わせて寄付する人もいます。修行僧全員の 1日分の食事代は、おかずの内容によって異なりますが、普段は100万チャット~300万チャット(10万~30万円)ぐらいかかります。おかずは肉(鶏、豚、魚…)、野菜炒め、スープ、バナナやミカンなどです。
この僧院は、アマラプラを訪れる国内外の観光客は必ず立ち寄る観光名所にもなっています。寄進者がいる日には、寄進者たちはご飯を僧侶たちの鉢に入れてくれる風景が見られます(僧侶は托鉢して食事をしなければいけないという戒律があるからです)。寄進者がない日には托鉢でもらったご飯を皆で分けて食べます。僧侶たちの食事が終了すると、残りを町の貧しい人たちに配ったりもします。
大きな鍋の中に入れてあるご飯の量と、おかず、また、千人近くの僧侶たちが一斉に食事をする風景は日本では見られないと言いながら感動していたお客様もいれば、寄進者たちは僧侶に多く食べてほしいという気持ちで鉢一杯のご飯を入れてくれますので、その量を見てびっくりしていたお客様もいました。
では、次回はマハーガンダヨン僧院のかわいい小僧たちのことをご紹介します。
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