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2011年2月 1日 (火)

【共通テーマデー】旅に誘われた私の一冊

ミンガラバー!

今日は、テーマ通り1冊の本をご紹介したいと思います。石澤良昭氏と生田滋氏の『世界歴史13 東南アジアの伝統と発展(出版社 中公文庫)』です。
正直に言うと、このテーマは私にとってとても難しいものです。日本語の勉強はたくさんしてきましたが、日本語の小説などを始め、勉強以外の本などはあまり読んでいませんでした。そんな私が読者の皆様に『旅に誘われる1冊の本』をオススメすること自体、少し無理があるかもしれません。
ミャンマーにいた時、隣国のことや歴史などの本が簡単に手に入らなかったため、母国のことだけを勉強してきました。又、日本からのお客様にガイドとして紹介していた時は、ミャンマーで手に入ることだけを紹介してきました。ところが、留学で日本に来た時、世界の旅や歴史に関する私の知識は、日本人小学生の知識レベルよりもまだ低いことに気付きました。日本に着てから色々な国のことを勉強するようになり、ミャンマーだけにあると思っていたことが他の国(特に隣国)にも似たようなものがたくさんあることに気付きました。
例えば、バガン遺跡にあるパゴダの形はミャンマー独自の形だと思い込んでいました。タイのスコータイや、ラオスのビエンチャンにも同じ形のようなものがあります。僧侶の托鉢に謙虚な気持ちで食料を寄付する人々の姿はラオスでも見られます。カンボジアで発掘された仏像の形と似たような仏像はバガン遺跡でも発掘されていたことなど、ミャンマーを離れるまでずっとミャンマー独自のものだと思い込んでいたことが他の国にもあることに驚き、今の私はその繋がりの歴史を学ぶことで、もっと知りたいと思っています。そのような気持ちの私を助けてくれるのが、この本なのです。

この本を読んでいる間に、バガン遺跡の寺院などに発掘された石碑に書いてある四角いビルマの文字は、タイの文字と似ていることや、少数民族のシャン族はタイの言葉などは話せませんが、タイ語を聞くと理解できるということなどを不思議に思っていたことを思い出します。スコールが多い東南アジアの特徴的な気候など、特に面白いと思わなかった母国の自然や地理についても東南アジアの全体の自然環境のことを勉強する中で改めて見直すようになりました。
ミャンマーにいるガイドの友達皆も私と同じようなことをずっと思っているかもしれません。夏休みに帰国する際には、この本を皆に読ませたいと思っています。いいえ!ミャンマーのガイドの友達だけではなく、この本を読む日本人の読者の皆様も東南アジアの1つの国に行くと、その文化、歴史、宗教、民族が繋がっている隣国にも行きたくなるように感じさせる本だと思います。

【共通テーマデー】6つのブログでお届けする「旅に誘われた私の一冊」

〔添乗見聞録編〕
〔倶楽部ユーラシア編〕
〔ぶらり秘境探検隊編〕
〔ろまねすく通信編〕
〔船の旅便り編〕
〔パゴタの国からミンガラバー編〕

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