展覧会「仏教伝来の道平山郁夫と文化財保護」
ミンガラバー!
先日、東京国立博物館特別展の「平山郁夫と文化財保護」に行ってきました。その日は、友達の誘いで見に行ったのですが、偶然にも昔の願いが叶った1日でもありました。
この展覧会では、一昨年亡くなられた画家平山郁夫氏が関心を寄せたインド、パキスタン、中国、カンボジアなどを含む仏教伝来の道にある様々な地域からの仏像や遺跡の写真などが展示され、たっぷり見学することができました。
この展覧会で、私の願いを叶えてくれたコーナーがありました。それは、2001年アフガニスタンで壊されたバーミアン仏教遺跡を展示しているコーナーでした。壊された大仏の映像やブッダの物語を表わす壁画、または仏像などが展示されていました。それらは母国のバガン遺跡にある寺院などでよく見かける壁画や、発掘された仏像などと、よく似ていました。
10年前ぐらい(現地ガイドの仕事を始めた頃)、バーミアン仏教遺跡などがタリバーンに よって壊されたというニュースがありました。自分が仏教徒であるせいか、そのニュースを聞いて、とても残念に思いました。出来れば、壊されていた現場まで見に行きたいほどでした。
ミャンマーの仏教文化はインドや、スリランカなどを通って伝わってきましたが、インドや中国の仏教の姿や壁画などよりも、バーミアン仏教遺跡にある仏像や壁画の方がミャンマーのものと、よく似ていることに、とても驚きました。私は、仏教伝来歴史を語れるほど詳しくはありませんが、バーミアン仏教遺跡を見て、もう一度ミャンマーの仏教文化の由来を改めて勉強しようと思いました。
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