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2011年5月31日 (火)

屋台の公衆電話

Blog ミンガラバー!
ミャンマーでは国産の食糧などの生活必需品は安価だと思いますが、外国製や、携帯電話、自動車などはとても高価です。今回は、ミャンマーの「高価な電話」のことを少し紹介します。
日本では、固定電話とファックスはどの家にもあり、携帯電話と言えば、小学生でも持つのは当たり前という時代ですね。最近では、東南アジアでも携帯電話は流行していると思います。この前、アンコール遺跡で知られるカンボジアに行った時、シェムリアップの現地ガイドの殆どは携帯電話を持っていました。市内では携帯電話を販売する店をたくさん見かけました。ガイドさんに聞いてみると、携帯電話が以前よりも安くなってきて、今では日本と同様に無料通話などもあるそうです。それを聞き、カンボジアの近代化を実感して、母国のことを思い出しました。

母国では、今でも固定電話や携帯電話は、生活に余裕がある人しか持ちません。固定電話や携帯は、とても高額で、両方とも350万チャット(35万円)ぐらいするからです。そのため、一般的に市民によく使われるのは公衆電話です。公衆電話も日本とは違い、固定電話をもっている人が公衆電話として借りているだけです。屋台の喫茶店やストアなどによく置いてあり、バス停などでは通信局が設定してあるものもあります(通信局のものは、喫茶店などに比べると、通話料金が少し安くなる場合もあります)。公衆電話の料金は市内通話と市外通話の料金が違いますが、市内は1分=50チャット(5円)、市外は1分=100チャット(10円)ぐらいです。最近では、ミャンマーの固定電話や携帯電話もカンボジアと同様に以前より少し安くなり、一般の人でも購入できるようになったようです。それでも、160万チャット(16万円)ぐらいです。昔から、固定電話や携帯電話を持つことができるのは、限られた人々でお金持ちや、会社の社長、芸能人が殆どでした。そのため、携帯電話を持ち歩く人は、今でも周りからとても立派に見られます。
4年前、私は来日してすぐに携帯電話を購入しました。初めて携帯電話を使った時の嬉しさは忘れられません。最近では、ミャンマーにいるガイドの仲間たちも、仕事の必要性に応じて携帯電話を持つようになりました。いつか、ミャンマーにも、カンボジアや日本のように携帯電話や固定電話が普及し、誰でも気軽に電話を使えるような時代が来るといいですね。

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