大地震でも落ちなかった巨石
ミンガラバー!
昨日、ある新聞記事を先輩が見せてくれました。宮城県石巻市北上町にある釣石神社には合格祈願で有名な巨石があります。東日本大震災の時、神社の社務所や大鳥居、同地域の殆どが被害を受けたのにも関わらず、斜面に突き刺さったような不安定な状態に位置していたこの巨石は地震の揺れに耐えて崩落を免れたとのことでした。その上、合格祈願のために受験生が掛けた絵馬さえ落ちていなかったという記事を読んで、鳥肌がたちました。母国のチャイティーヨーパゴダを思い出したからです。
チャイティーヨーパゴダは祈願が叶う有名なパゴダで、釣石神社の落ちそうで落ちない巨石と同様に、岩の上にギリギリ乗せられたような不安定な状態で位置しています。2500年前にたてられたと伝えられ、幾度の強風や地震などの災害にも耐えてきました。それは、ブッダの聖髪2本が納められているからだと、信じられています。
私は、仕事とプライベートを含め、チャイティーヨーパゴダに何度も行ってきました。高さ1000mぐらいの山を登り、パゴダ(巨石)に辿り着く度、祈願するよりも、落ちそうで落ちないその姿を見て、いつも不思議にその理由を一人で考えてしまいます。でも、いつも答えを見つけられず、物理学的に計れないブッダの力を信じるしかないと思ってしまいます。ミャンマーでは、大学試験の合格祈願にお参りする人はあまりいないと思いますが、日本でもっと有名になれば、ミャンマーに行く人が増えるかもしれませんね。
現在、ツイッターなどでもこの釣石神社の巨石の情報が発信され、訪れて見たいという人が増えているようです。それをきっかけに石巻市を含め、東北の復興に繋がるよう祈っています。私も、少し落ち着きましたら、是非行ってみたいと思っています。皆様もいかがでしょうか?
PS:今週末(5/11)にお台場で「旅祭」が行われます。当日、弊社もブースを出して、色々な国の民族衣装を身につけて、イベントを盛り上げたいと思っています。旅が好きな皆様もどうぞ参加してみてくださいね。
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