白い仏塔「カウンムド」
ミンガラバー!
今日は、サガインの有名なパゴダ「カウンムド」をご紹介します。
1636年頃、サガインの隣にある古都インワに王都ができました。その記念として王様が造ったパゴダが「カウンムド」です。カウンムドは「良い功徳」という意味です。仏塔の高さは 46mぐらいあり、丸っぽい形をしていて、その一周はなんと100m以上もあるそうです。ガラスモザイクできれいに飾られた4つの礼拝堂があり、17世紀頃のビルマ王朝時代のガラ スモザイクを見学できます。
サガイン管区はインドと接していますので、第二次世界大戦中はとても重要な場所でした。マンダレー王宮もイギリスと日本軍の駐屯地になり、日本軍はインパール作戦に向かう時はこのパゴダの前を通りかかったようです。その時、パゴダを眺めた兵士さんたちはパゴダを見て、日本にいる母親を思い出したそうです。それは、パゴダの形が母親のオッ パイと似ていると感じたからだと言われています(実話かどうか分かりませんが)。
サガインを訪れる国内外の観光客は、まず向かうのはこのパゴダで、参拝客が惹かれるのは白い仏塔とその大きさです。とても大きいので、町のどこからでもよく見え、町の人々はこのパゴダを見るたび、安心感を感じて暮らしているようでした。
ところが、昨年、白色から金色に変わったと添乗員たちから聞きました。それを聞いて少し残念に思いましたが、今の黄金のカウンムド・パゴダも昔とは異なる魅了で観光客を迎えてくれるかもしれませんね。
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