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2011年6月 7日 (火)

占いで決める王都

1blogtemplate ミンガラバー!「古都サガイン」は400年間以上の間、その期間は短かったですが、2度にわたって王都として栄えました。
100をこえる少数民族の王朝もそれぞれの州で統治しましたが、ビルマ王朝には及ばずすぐ絶えてしまいました。人口の半数以上を占めるビルマ人の王朝の王都は歴史的に国土中央部に置かれました。マンダレーサガイン、インワ、バガンはミャンマーの中央部にあるので、全国を統一できるため重要な場所だと考えられたのかもしれません。
ミャンマーでは、かつての王朝時代から、王族を含め宮廷の人から一般の庶民まで、占いを信じてきました。今でも行事や、めでたいことを含め一般的な得度式、結婚、出産、仕事、転勤など様々な人生の節目において、必ずと言っていいほど占ってもらいます。現在では、よく当たると言われる有名な占い師であれば、いくら遠くても行く人がいます。占いを信じる人は女性の方が男性より多いようです。
当時の王朝も王都を決める時は星座や様々な方法で占ってもらい、最終的に王都を決めたと伝えられています。王都を移すような大事なことまで占ってもらうことは、外国の人から見ると不思議に思われるかもしれませんが、母国では当たり前のようなことです。今では、ミャンマーの一つの文化のようなものでもあります。

14~18世紀にかけて、ビルマ王朝の王都はマンダレーアマラプラ、インワ、サガインBlogtemplate次々に場所を移しましたが、これもその一つだと伝えられています。2005年にミャンマーの首都は南部の大都市「ヤンゴン」から国土中央部の「ネピドゥー」に移りました。これも占いによるものだとも言われています。
私も毎年の誕生日が終わると、占い師のところに行きます(いいことを言われると期待したりしますが、悪いことを言われると忘れます)。日本の占い料金は高いので占ってもらったことはありませんが、帰国する時には必ず占ってもらっています。では、皆様もいつかミャンマーに訪れる時には、ミャンマーの占いを是非試してみてくださいね。

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