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2011年8月

2011年8月30日 (火)

伝統の植物シャンプー

Iblogtemplate ミンガラバー!
昔からミャンマーでは、女性は“髪が長いほど、いい”と言われており、髪が長い女性が多いです。殆どの女の子は、子供の時は短いですが、大きくなるにつれ、髪を伸ばそうとしま3ninblogtemplateす。私の知りあいの中では、足の、かかとぐらいまで、長く伸ばしている女性がいます。
日本では、ヘアースタイルも様々で、シャンプーやコンディションナー類も揃いますが、ミャンマーでは、外国製を含むシャンプー類が少ないです。一般の人は、男女とも、植物(残念ながら、植物の名前は分かTayoblog りません)で作ったシャンプーを使います。私も、日本に来るまで、植物のシャンプーを使ってきました。植物そのものが入っていますので、洗った後の処理が大変でしたが、安いことと、2袋ぐらい買うと家族(3~5人)全員分も、足りるぐらいですので、それが評判だったかもしれません。又、コンディションナーの代わりに、洗った後は、ココナツのオイルを髪に付けるのも、普通でした。

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2011年8月25日 (木)

ミレーの“落穂拾い”にふるさとを感じて~

Parkblogtemplate ミンガラバー!
甲府に住む唯一のミャンマー人の友達に誘われ、先日はじめて山梨県に遊びに行ってきました。甲府の名物“モIriguchiblogモ”や“ブドウ”も一杯食べて、たくさん話をしました。時間の 余裕もあったので、山梨県立美術館にも連れていってもらいました。この美術館には、フランスの画家“ミレー”の絵を展示するセクションがありました。画家ミレーのことを読んだり、絵を鑑賞するのは、はじめてでしたが、解説がとても分かりやすく、一周もしていないうちに、ミレーと絵になじみを感じました。特に、一枚の絵にひきつけられました。

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2011年8月23日 (火)

千の菩提樹

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5万8千体の仏像がある“タウンボーディーパゴダ”や、巨大な寝釈迦像と立像がある“シュエタリャウンパゴダ”などを紹介してきましたが、モンユワにあるパゴダは、それだけではありません。今日は、1000本の菩提樹の木と、1000体の仏像が祀られている場所を紹介します。
菩提樹の木は、ミャンマー人にとって、とても大切な木です。Bodaijublog 仏陀は、菩提樹の木の下で、悟りを開いたのが、きっかけで、全国のパゴダや僧院の境内に植えてあります。地面に落ちた菩提樹の葉っぱでも、足で踏みたくないという仏教徒たちも、たくさんいます。又、ビルマの暦の1月“カソン”(西Blackimg_0024暦4月下旬頃)の満月に、仏陀が菩提樹の木の下で悟りを開いたと伝えられ、“カソン祭り”が行われます(カソン祭りの日は祝日です)。仏教徒たちが、お経を唱えながら、壺で水を運び、菩提樹の木にかける祭りです。

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2011年8月18日 (木)

モンユワ~シュエターリャウンパゴダの巨大寝釈迦仏像

Aozoratohitotozoblogtミンガラバー!
今回は、モンユワにある大きな仏像を紹介します。それは、シュエタリャウン仏像です。“タウンボーディーパゴダ”とは違って、造られてから年数があまり経っていませんが、約高さTatemonotozoblogtemplat10m、長さ111mの巨大な寝釈迦仏です。とても大きな、この 仏像は仏教に対するミャンマー人の思いを伝えてくれると思います。
この寝釈迦仏像の近くに、巨大な立像と涅槃仏も造られていました。寝釈迦仏像と立仏Tateblog 像は完成できましたが、涅槃仏像はまだ建設中です。これらの仏像も、僧侶によって造られました。
ミャンマーでは、パゴダ(仏塔・寺院)を含め、僧侶が修行する僧院など、全ては国民の寄付金で建てられています。この2blogtemplate仏像も同じです。そのため、全国にあるパゴダなどでは、い つも寄付できるように、賽銭箱や寄付金の受付などが設けられています。以前にも紹介してましたが、ミャンマーの殆どの人がパゴダに行く時は、必ずと言ってもいいほど寄付します。小遣いを寄付するという子供もいます。誕生日やお祝い日などでは、年齢と同じ金額(30歳の人は、30~30万など無理のないよう)を寄付する人もいます。ミャンマー人にとって寄付することは、来世のための功徳でもあります。それらの寄付金は、パゴダを新しく建てることや、修復すること、又は金箔を貼りなおすすることなど、パゴダの様々な作業に使われます。

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2011年8月16日 (火)

『ミャンマー子供絵画』

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昨日から今週末(8/15~8/19)まで、日本アセアンセンター(御成門)にて、「ミャンマー子供絵画展」が開催されています。ミャンマーにいた時、絵を描く子供たちを、あまり見たことがありませんでしたので、“ミャンマー子供絵画展”と聞くAll2img_0032と、どういう絵が展示されているのかなと思い、さっそく行ってみました。
会場には、ミャンマー人の中~高校の生徒たちが描いた様々な絵が展示されていました。担当者の話によると、最近、ある学校では、社会や体育の時間が追加されたとのこと。絵を描くことに興味を持つ子供た2tokudo1img_0044 ちも多くなりつつあるとのことでした。展示品の中では、最近集めた絵もあれば、2~5年前ぐらいに集めたものもありました。
絵は、身の回りのことを描いた絵が多く、ミャンマーに行ったことがない人でも、ミャンマー人の日常生活ぶりを分かりや2tokudoimg_0046 すく感じさせてくれます。尼さんたちの托鉢風景やお婆さんから昔の物語を聞く孫たち、又ダディンジュ祭りの風景、得度式など様々です。どの絵も、色鮮やかで、シンプルに描かれています(ゴッホの色鮮やかな1monogatariimg_0042 絵画を思い出しました)。黄色、赤、青、グレー、黒などをうまく調和して、きれいに描かれている絵ばかりでした。一枚ごとに、立ち止まって見入ってしまうほど、見る者の心を引っ張っていくような気がしました。また、絵の登場人物が身につける衣装(男女のロンジー)の模様や色も様々で、実際ミャンAmasanimg_0040 マー人が身につけているロンジーを思い浮かべてしまうほどでした。ミャンマーの衣装の、きれいなデザインも、楽しめるかもしれません。

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2011年8月11日 (木)

モンユワ~52万8千体の仏像

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母国では、パゴダ(仏塔・寺院)は数えられないほどありますが、その中でも似た形のないパゴダ(寺院)を今日紹介したいと思います。それは、『タウンボーディーパゴダ』です。モ1blogtemplateンユワの町から20kmぐらいの離れた市外にあります。
1939年頃(戦争中)に1人の僧侶によって建てられました。寺院は、「タウンボーディー」というお経の名前を付けられました。「タウンボーディー」は、悟りを開いたと言われている52万8千の仏陀を拝み、世界中の安全や平和、旅の安全を祈るお経です。ミャンマー人は、どNaimenblogtemplateこか旅行に出かける時や、出張に出かける時には必ずタウンボーディーを唱えます)。
戦争中、モンユワはマンダレーやサガインのように重要な戦略拠点でした。この町にも戦争中に、亡くなった人はたくさんいました。それを見て修行していた僧侶は、このモンユワを始め、全国又、世界中が平和になって戦争がなくなるよう、世界中の安全を願って、この寺院を造ったそうです。

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2011年8月 9日 (火)

ミャンマー一が集まる町~モンユワ

2blogtemplate ミンガラバー!マンダレー付近の観光名所“モンユワ”を紹介します。
モンユワは、サガイン管区にあり、マンダレーから西方面160kmぐらい離た場所にあります。マンダレーからバスで片道約4時間ぐらいかかります。気温は、マンダレーやサガインとあまり変わらず、夏は40度を超え、乾期はインレー湖と同様に10度以下まで下がったりもします。
モンユワは、母なるエーヤワディー川の支流である“チンドウィン(chindwin)川”沿いにあり、周辺の市町村の中では最大級の町です。サガイン管区はインドと国境が接していて、昔から今日まで、インドとの交易の中心地としても栄えています。そのため、インド製の布などが流行し、それらの布は母国でとても有名です。また、モンユワ付近では、綿花が栽培され、モンユワの布製品も名高いです。

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2011年8月 4日 (木)

ミャンマーの結婚事情

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会社の先輩が、先日結婚されました。別の先輩から、お祝いに、“メッセージカードを買ってきてくださいね!”と、言われた時、少し悩みました。実は、メッセージカードを買うのは、はじめてですし、どういうものを選べばいいのか?正直分からなかったからです。今回、迷い続けて30分ぐらいかかりました。でも、“とても可愛いよ…”と言ってくれましたので、嬉しかったです。
1年前に、知人から、暖かい言葉のメッセージカードをもらったことがあり、とても嬉しく思ったことがありました。日本の1つの美しい文化かなあと思いました。母国では、結婚を含め、祝福の時、メッセージカードや、花束を贈る習慣はありません。祝福する言葉である“おめでとうございます”も、ミャンマーではあまり使われていません。“ありがとう”をあまり言わない国民性だから、かもしれませんね。

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2011年8月 2日 (火)

『祭りの準備』

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最近、ミャンマーツアーのパンフレット請求や電話でのお問合せが増えています。毎年、8月ぐらいからミャンマーをご検討されるお客様のお問合せが増えますよ!と、先輩が教えてくれましたが…、私は自分勝手に、このブログをご覧になったお客様かなあと、思ったりしています(笑)。 Relablogtemplate
この9月から10月にかけて、インレー湖最大の筏祭りが始まります。インレー湖の最も有名な水上パゴダの仏像を“カラウェイ”に乗せて、湖を周遊する祭りです。今年(弊社のツアー)は、祭りの目玉であるボートレースをインレー湖の窓口の町“ニャンシュエ”にカラウェイが到着する日(10/4)と水上パゴダに戻る日(10/15)にご案内します。
現地にいた時は、筏祭りが近づいてくると、お客様が祭りをご満喫に頂けるような場所を確保したり、前もってレストランの予約を入れたりしていたこと、祭りの準備で忙しいインダー族たちの姿を思い浮かびます。

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2011年8月 1日 (月)

【共通テーマ】わたしの中のヒロイン~女王シンソープ~

Blogtemplate ミンガラバー!私のヒロインは年齢と共に増えてくるものです。今回は1人のヒロインを紹介したいと思います。
ミャンマーの“仏教”の発祥地「モン州」。15世紀頃のモン王国の王女だったシンソープは子供の頃から優しくて、穏やかで、仏教の国に生まれたせいか、とても信心深い女の子でした。母国では“シンソープ”というと知らない人はいないと思います。
でも、彼女の人生は穏やかではありませんでした。時代に流され、翻弄されてきました。モン王国が戦争に負けた時、ビルマ王国に人質として送られたこともありました。しかし、ビルマ宮廷に慣れず、数十年後に逃げ出し、里に戻ったシンソープは父親が亡くなり、混乱していた国を治めることになりました。王位を争う時代でしたので、戦争に出かけながらも、モン王国を長年統治してきました(モンとビルマの歴史上の唯一の女王でもあります)。

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