千の菩提樹
ミンガラバー!
5万8千体の仏像がある“タウンボーディーパゴダ”や、巨大な寝釈迦像と立像がある“シュエタリャウンパゴダ”などを紹介してきましたが、モンユワにあるパゴダは、それだけではありません。今日は、1000本の菩提樹の木と、1000体の仏像が祀られている場所を紹介します。
菩提樹の木は、ミャンマー人にとって、とても大切な木です。 仏陀は、菩提樹の木の下で、悟りを開いたのが、きっかけで、全国のパゴダや僧院の境内に植えてあります。地面に落ちた菩提樹の葉っぱでも、足で踏みたくないという仏教徒たちも、たくさんいます。又、ビルマの暦の1月“カソン”(西
暦4月下旬頃)の満月に、仏陀が菩提樹の木の下で悟りを開いたと伝えられ、“カソン祭り”が行われます(カソン祭りの日は祝日です)。仏教徒たちが、お経を唱えながら、壺で水を運び、菩提樹の木にかける祭りです。
このモンユワには、菩提樹の木を植え、その下に仏像を祀った場所があります。その菩提 樹と仏像は千もあるのです。そこは、“ボーディ・タタウン(ボーディ=菩提樹、タタウン= 千)パゴダ”と名付けられました。また、その近くにモンユワの町や遺跡を一望できるタワーも造られました。
千本の菩提樹の木と、千体の仏像は、仏教が長く続きますようにという願いで作られましたが、1つ残念なことに、モンユワは乾燥地帯なので、菩提樹の木は、生き延びるものもあれば、枯れてしまうものもあります。寄進者によって、新しい菩提樹の木が植えられたりもします。 ボーディ・タタウンパゴダは、観光客がまだ少なく、とても静かで、素朴な場所です。モンユワの人たちは、仕事の帰りや仕事中に立ち寄りながら、お参りする場所でもあります。モンユ
ワに行く際には、他のパゴダの雰囲気と少し異なる、ボーディ・タタウンパゴダにも立ち寄ってみてくださいね。
| 固定リンク
「モンユワ」カテゴリの記事
- ポーウィンタウン~須弥山を模した洞窟寺院(2011.09.29)
- バガンを夢見たモンユワの王様(2011.09.22)
- ポーウィン山の洞窟寺院(2011.09.20)
- 千の菩提樹(2011.08.23)
- モンユワ~シュエターリャウンパゴダの巨大寝釈迦仏像(2011.08.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして。
いつも楽しく拝見してます。
11月からミャンマーの瞑想センターにお世話になる予定なので、菩提樹の下のブッダの写真は、とても励みになります!
両親の元に届く、ユーラシア旅行社の冊子のキンキンテーさんを見て、兄が「はじめてのミャンマーでガイドしてくれた人が写ってる」と教えてくれました。
なんだかご縁を感じます。
これからもブログのアップを楽しみにしています。
投稿: 桂 | 2011年8月29日 (月) 08時18分
桂様
はじめまして(ミンガラバー)
いつも、ブログをご覧になってくださり、有難うございます。
11月のミャンマー、とても楽しみですね。パゴダに行くたび、菩提樹の下に祀られる仏陀を見ると、気持ちが落ち着くので、私はとても好きです。お気をつけて、いってらっしゃってください。
桂様のお兄様をガイドしたとは、…本当に偶然ですね。
これからも、宜しくお願い致します。
投稿: キンキンテー | 2011年8月29日 (月) 13時30分