ミレーの“落穂拾い”にふるさとを感じて~
ミンガラバー!
甲府に住む唯一のミャンマー人の友達に誘われ、先日はじめて山梨県に遊びに行ってきました。甲府の名物“モ
モ”や“ブドウ”も一杯食べて、たくさん話をしました。時間の 余裕もあったので、山梨県立美術館にも連れていってもらいました。この美術館には、フランスの画家“ミレー”の絵を展示するセクションがありました。画家ミレーのことを読んだり、絵を鑑賞するのは、はじめてでしたが、解説がとても分かりやすく、一周もしていないうちに、ミレーと絵になじみを感じました。特に、一枚の絵にひきつけられました。
昔から、フランスでは、収穫をするたび、貧しい人たちのため、麦の穂を地面に残してあ
げる習慣があるようです。農民の息子であったミレーが、子供の頃から見てきた、その風景を描いたのが、“落穂拾い・夏”でした。落ちて残った麦の穂を懸命に拾う3人の女性。その後ろで、作業を行う裕福な農民たちの力強さ、わらを運ぶ荷馬車と、巨大な積みわらの風景。なんだか、その風景が、 母国の田舎の実際の風景と似ていていて、懐かしく感じました。
ミャンマーにも、畑を持っていない人たちがたくさんいて、収穫する時に稲穂や作物を全部取らずに残してくれる習慣があります。収穫の時期が終わると、それらを拾いに来る人たちで、畑は賑わったりもします。
ミャンマー生まれの私は、先進国の日本を含め、欧米の国名を聞くだけで、なんだか心細く感じてしまいます。でも、こ
の絵を見てからは、文化や、人種が異なっても、食べるものが違っても、人への優しさは、同様だなあと思い、フランスの田舎を親しく感じました。いつ
か、フランス、パリのオルセー美術館でもう一つの絵“落穂拾い”を観てみたいと思います。
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