『私が感じた2011年』
ミンガラバー!
今日は、弊社の年内営業最終日です。2011年もあと三日で終わりですね。皆様にとって今年はどのような一年でしたでしょうか。私にとって2011年は…!
“本音をあまり見せない日本人”、“現在では優しい人が少なく、特に東京のような街では近所付き合いもあまりなくて寂しく感じるよ”と、来日する前にお世話になった先生たちに言われたことがあります。実際に東京に住んでみると一人暮らしの方が多いとか、朝早くから仕事に出かけたりで、人とのつながりも少なく感じるのは事実でした。そんな中で私は学校や仕事関係で、とてもいい仲間や先輩と出会うことが出来てよかったと思っています。
3月11日、世界中を驚かせた東日本大震災。地震津波さらに原発事故が重なり、思い出すと今でも言葉を失うほどの悲しみを感じます。でも、震災後、それまでよそよそしく見えた日本人の隠れた優しさや復興への真剣な営みを知りました。日本人の文化の原点を見たような気がしました。先日発表された1年の漢字一文字が「絆」になったのも充分うなずけるものでした。
1988年の国内最大のデモから20年以上も続いてきた母国(ミャンマー)の軍事政権。この状態がずっと長く続くと思っていました。ガイドをしていた時、“ミャンマーがいつか変わる!”と言ってくれる外国人とよく言い争ったこともあった程、変わらないとずっと思っていました。エジプトから始まって、リビアのカダフィー政権がなくなった今、母国もスーチーさんが軟禁解除され、春の訪れる日が近づいてきたことを今では実感しています。そのことは、私に何事もあきらめてはいけないことを教えてくれました。
それ以外にもギリシャに始まるヨーロッパの経済危機、中国の列車事故や北朝鮮問題など、世界中を驚かせる出来事が今年たくさん起こりました。色々なことを教えてくれる一年、忘れられない一年になりました。そして少しだけ大人になったのかなと思っています(笑)。来年も、何かあっても受け止めることができますように成長していきたいと思っています。
皆様!よいお年をお迎えくださいね。来年もどうぞ宜しくお願い致します
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